秋の養生法。女性に大敵の冷えや乾燥は今の時期のケアがとても大切!

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八月も終わりに近づき、今年も残すところ四ヶ月となりました。
今年の夏は酷暑が続き体調不良に悩まされた方も多かったのではないでしょうか。
気温も落ち着き過ごしやすくなってくると夏の疲れが一気に押し寄せます。
妊活中の方もそうでない方も夏の疲れに悩まされないよう今から秋の養生を行っていきましょう。


秋の養生法

夏の疲れが溜まり体力を消耗してしまいそれがもとで自律神経の乱れや血液の巡りが悪くなり食欲不振や寝不足、頭がすっきりしない、めまいや立ちくらみなどの症状が出てきやすくなります。
「秋バテ」ともいいますね。

夏の終わりのケアを怠ってしまうと急な気温の変化に身体がついていけずこのような症状を引き起こしやすい状態をつくります。
また、自律神経の乱れや血流の停滞はホルモンバランスが乱れてしまい子宮や卵巣の働きを低下させてしまう原因になります。

身体を温め血流を良くし、食卓に栗やキノコなど旬なものをとりいれ食欲や胃腸を働きかけ秋バテにならないよう予防を心がけてください。
ストレッチやウオーキングなどで体を動かしむくみや運動不足を解消していきましょう!

乾燥に注意

これからの時期、手や足・顔や髪など全身的に乾燥してきますね。
カサカサのお肌にはかゆみもともない、肌を傷つけてしまう場合もあります。
保湿のオイルやクリームを塗ってみてもその場しのぎ…。なかなか持続してくれません。
乾燥の原因を見つけ解消させることが1番の改善方法になります。

東洋医学では、乾燥は「 秋 」に分類し「 肺 」との関係性をもちます。肺は呼吸や水分の代謝、免疫機能におおきな影響を与えています。
新鮮な気を吸いこみ全身を巡り、汚れた気を外にだす。この気が広がらないと全身の体表のバリア機能が弱まり肌に影響を与えてしまいます。
バリア機能が弱まってしまうと燥邪(乾燥で起こる邪気)が働き、水分が足りない状態を引き起こし肌の乾燥・蕁麻疹・咳や呼吸器系の症状が目立つようになります。

このような症状が出た場合にはすでに肺の状態が燥邪に侵されている状態にあるということを示しています。
乾燥のケアは秋になる前である夏からケアを行っていくとよいとされています。

夏のうちは長時間クーラーにあたり部屋が冷え乾燥している状態が一日中続き、主に冷たい飲み物を多くとってしまいがちです。このように全身が冷えた状態でも暑い日が続くと湯船につかる気がなくなってしまい、シャワーだけになっていませんか?

一日中クーラーの効いた部屋の中で過ごした後には無理をしない程度に湯船につかりましょう。
全身が温まり血行の改善、皮膚上にある毛穴が開くことで汚れのつまりがなくなりつるんとしたお肌に。また、汗をかくことで体内の老廃物が排出しだるさの予防にもなります。
その他にも入浴には良い効果ばかり。浴室には水蒸気などが発生し肺を潤す効果もあります。浴室内で深呼吸をしてみるのもいいですね。
入浴後はクリームでお肌をしっかりとケアしてください。
特にお腹周りや足首・かかとには念入りに。女性に多い踵のひび割れや乾燥ですが、足の踵は骨盤や子宮の反射区とも考えられています。踵の部分がカサカサになってしまっている方は乾燥だけでなく体の中の水分不足も表していると考えられますよ。
保湿はもちろん、冷たい飲み物のの見過ぎに注意しましょう。

踵について:不妊症・妊婦施術は女性専門 みやび鍼灸院|東京都新宿区 (miyabi-shinkyu.com)
「肺」について:不妊症・妊婦施術は女性専門 みやび鍼灸院|東京都新宿区 (miyabi-shinkyu.com)

食育

諺で「秋茄子は嫁に食わすな」というのはよく耳にすると思いますが、鯖バージョンがあるのをご存知ですか?
「秋鯖は嫁に食わすな」だそうです。

理由は諸説あるようです。

1)秋鯖は脂がのって美味しいので嫁に食べさせたくない。という姑いじわる説

2)鯖は鮮度が落ちやすく当りやすいので身体を気遣っている。姑のやさしさ説

3)産卵を終えている鯖を食べると子宝に恵まれない。という説

ただ、鯖の栄養は妊活にとても大事なものが多く含まれています。青魚のためDHA,EPAが豊富。
ビタミンB12、ビタミンDも含有。またセレンという栄養素がトップクラス!

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすので脂質異常などの生活習慣病によく、イライラや不安を抑える働きもあります。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、ガン、高血圧、脳梗塞、動脈硬化などの発症リスク軽減になります。
また、DHA,EPAはオメガ3脂肪酸と言われるもので、必須脂肪酸ですが、自分で作ることが出来ないため、食べ物から摂取するしかありません。
脂肪と聞くとあまり摂りたくないと考えるかもしれませんが、脂質も身体にとって必要な栄養素です。
特に、青魚の脂は身体にとって、とても良い脂なので普段お魚をあまり召し上がらない方も食べてもらいたいです。

ビタミンB12は、悪性貧血予防。
ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を高め、骨の形成促進や骨を丈夫にする働きがあります。
妊娠中のビタミンDは出生児のアトピー発症リスクとも相互関係があると多くの研究で確かめられています。サプリから摂ることもいいのですが旬な食材から取り入れられるともっといいですね。
セレンは、ミネラルの一種で鯖は全食品の中でもセレンの含有量が上位です。
セレンは、強い抗酸化作用があるため、ガン予防やアンチエイジングの効果が期待されています。
また、免疫系を正常に保ったり、甲状腺ホルモンのバランスを保ちます。
卵や肉類にも含まれているので、日本の食事では不足になることはほとんどありません。
ただ、毒性もあるためサプリメントなどで過剰に摂取するのは注意が必要です。

生活に取り入れてほしい入浴方法

《無理せず効果を上げられるHSP入浴法のおすすめ》 
HSP(ヒートショックプロテイン)とは熱ショックタンパク質のことです。
HSPはもともと体内に存在しますが、加齢とともに減少し、ストレスや病気でタンパク質が傷つくと、様々な不調がおこります。
この傷ついたタンパク質を修復し、元気な細胞に戻してくれるのがHSPです。

入浴などで身体を温めHSPを増やし治癒力を高めましょう。

《入浴方法》
湯の温度は38℃から始めて42℃位まで、少しづつあげていきます。
また、いきなり全身浸かることなく、まずは足まで入り、次に腰まで。そして肩まで。と、
トータル15分ほどかけてゆっくり浸かり、身体に負担をかけないようにします。
入浴後はせっかく温まった体を冷やさないよう、体温保持を心がけましょう。

HSP最大効果は2日後といわれています。
長く続けて体質の改善や低体温の改善につなげましょう。


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