AMH(抗ミュラー菅ホルモン)とは。AMHの値を改善する方法。生活習慣を見直しましょう。

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AMH(アンチミューラリアンホルモン又は抗ミューラー管ホルモン)とは。


AMH(アンチミューラリアンホルモン又は抗ミューラー管ホルモン)は、卵巣内にある前胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、女性の卵巣年齢を知る指標となると言われています。
この値によって体外受精をすすめたり、排卵誘発を積極的にすすめる医師もいるそうです。
AMHは卵巣内にある前胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、卵巣内にある前胞状卵胞数が多ければAMHの値は高く、少なければAMHの値は低くなります。
つまり、前胞状卵胞数を多く持つ若い女性はAMHの値も高く、年齢を重ねるに従って数が減るためAMHの値は低くなる傾向にあることからAMHが卵巣年齢の指標になると言われるのです。

しかし、AMHはすべての卵胞から分泌されている訳ではなく、「前胞状卵胞の顆粒膜細胞」から分泌されるホルモンと言われています。
原始卵胞は、一次卵胞、二次卵胞、そして、前胞状卵胞、胞状卵胞、成熱卵胞と成長し、この成熟卵胞から卵子が排出されるようになるまで約120日以上もかかると言われています。

卵巣の中にはさまざまな成長ステージの卵胞があり、AMHが分泌される前胞状p胞 、胞状卵胞もあれば、それ以前のステージであるAMHが分泌されない二次卵胞、一次卵胞、原始卵胞もあります。
これらのことから、AMHの値が高ければAMHを分泌していない卵胞数も多いだろう、または低ければAMHを分泌していない卵胞数も少なくなっているのだろうと予測しているのです。これが卵巣年齢を知る指標となると言われるところです。

AMHは高いほうが良い!と理解されている女性の方が多いと思いますが、ではAMHの値が低く、限りなくゼロに近い、またはゼロだった場合、妊娠のチャンスはないということなのでしょうか。
AMHの値が限りなくゼロに近くてもAMHの値が低くても、AMHを分泌していない卵胞がゼロではありません。AMH値が低いことは気になる部分ではありますが、前胞状卵胞以外はAMHを分泌していないのです。
そのため、今周期AMHの値が低い、限りなくゼロに近い、またはゼロであっても、AMHを分泌していない小さな卵胞があれば、それが成長してくることにより、何周期か後には前胞状卵胞にまで育ったものからAMHが分泌され、小さな幅ではあってもAMHの値が上がっている可能性もあります。
AMHの値が低い・検査した周期では限りなくゼロに近かった・こういった場合でもAMHを分泌し
ていない卵胞がゼロではないということです。

AMHの値は治療前の周期の数値がポイントです。
AMHの値は卵胞数に比例しますので、AMHの値が高い=卵胞数が多いと考えられるので、排卵するまでに育つチャンスのある卵胞の数が多いことへつながります。
しかし、少なければそのチャンスが少ない訳ですから、治療周期の途中でも排卵までたどり着けずに終わってしまうことがあるかもしれません。
この場合には主治医と相談し適切な誘発方法を考えていきましょう。

AMHの改善方法

AMHが低い場合、排卵誘発剤を服用し排卵を促すことも治療法のひとつですが、日ごろから身体のケアをおこなうことでAMHの数値がよくなることも考えられます。
排卵までにかかる120日の過ごし方を見直し質のいい卵子が育つよう意識してみましょう。
たとえば、排卵までに120日かかるのであればその間の90日間みっちりと体質改善を行うのもいいですね。
具体策としては、
①ウォーキングなどの緩やかな有酸素運動やストレッチ
まずは、血流をよくするためには、適度に体を動かすことが基本になります。
そのためには、激しいトレーニングではなく、ウォーキングなどの穏やかな有酸素運動がベストです。
目安は1日 40~ 60分程度です。
また、ストレッチで柔軟性を高めましょう。体の歪みは血流を滞らせてしまいかねません。
さらに、運動することで、卵子の質を左右するとされる“ミトコンドリア”の量が増えることも分かっています。
血流を良くすることは、同時に、子宮内膜の環境をも向上させることになります。

②バランスのよい食生活
新鮮な食材を自ら調理し、そして、バランスよく食べましょう。
5大栄養素を過不足なく摂ることを意識することが大切です。
野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル、植物性生理活性成分は、抗酸化作用を高めます。
たとえ、サプリメントで補充しても、サプリメントで補充が不可能な栄養成分は多く存在します。

③早寝早起き、そして、規則正しい生活リズム
睡眠の主な目的は「休息」と「修復」です。
睡眠不足や睡眠のリズムが崩れると、発育途上の卵子を守ったり、細胞の損傷を修復から修復することに支障が出てしまいます。
卵胞液中の睡眠ホルモン「メラトニン」の量が、正常な値からはずれると、発育する卵胞の数や質が低下することが確かめられています。


④ストレスマネージメント
長期間、強いストレス下にあると、血管を収縮させ、血流が悪くなつたり、活性酸素の量を増やしたりして、質のよい卵子の発育、成熟を阻害してしまいます。
ストレスをなくするのではなく、ストレスからマイナスの影響を受けないような付き合い方が大切です。
運動やショッピング、アロマを焚いてみたり、マッサージをうけるなどストレスを解消できる方法があるといいですね。

⑤必要不可欠な栄養素の補充
あくまで、バランスのよい食生活を心がけた上で、現代の食を考えると、昔とは異なる意味の栄養失調を予防するために、サプリメントを使うことも意味があります。
その際に補充すべきは、卵子の発育、成熟に絶対不可欠な栄養素である、ビタミンとミネラルです。適切な配含量とバランスのマルチビタミンミネラルです。
また、より抗酸化作用を高めるために、年齢とともに減少するとされている、ミトコンドリア内で働く栄養成分を補充するために、コエンザイムQ10、 L一カルニチン、アルフアリポ酸を補充します。
ビタミンDは日光浴をすることで吸収することができます。在宅ワークが多い現代。
朝やお昼の時間帯に外に出て日を浴びることもおすすめです。

卵子の老化は、高度な生殖医療でも治療できません。
卵子の年齢は、戸籍上の年齢とリンクしません。個人差があるということです。
そして、その差を生み出すたくさんの因子のなかで、どんなふうに生活するかも深く関わっています。
不妊治療を受けていても、受けていなくても、卵巣にある、卵の元の細胞を大切にして、質のよい卵子に育ってくれるように取り組むことです。
卵子を大切にすること、それは、自分の身体や時間を大切にすることです。

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