妊活は夫婦の協力がとても大切!話のきっかけに妊活セミナーなどの活用もおすすめ

みやび鍼灸院

妊活に向き合う

妊活中に落ち込んでる時、相談する相手として一番多いのは『夫』だそうです。

その次がネットやSNS、親しい友人と続くそうです。

夫が妊活に協力してくれていると感じる妻は8割を超えるそうで男性の妊活への理解の広がりが感じられます。

しかし、その一方で妊活中の妻を落ち込ませる一言を言うのも夫だったりするそうです。

夫に言われて落ち込んだ一言をあげてみると排卵日に「疲れてるから」「今日は無理」と断られる。

「妊活だと思うと出来ない」「決められると出来ない」と避けられる。

「すればいいんだろ」と強制したかのようにキレられる。

妊活に対して「焦りすぎ」「必死過ぎる」などのネガティブワードを使う。

直接的な言葉ではなくても、タバコを止めない。

タイミングを取る日(排卵日)を聞いてくれない。

自分には不妊の原因がないと思っている。

等、妊活を自分の問題というよりは妻の問題だと思ってるのではという行動、言動に傷つく事が多いようです。

しかし、8割以上の夫婦が夫は協力的であると感じでいるのも事実です。

男と女の根本的な身体の違いや考え方の違いを理解して思いやりを持って言葉を選ぶようにすればより分かり合えるはずです。

夫婦で妊活するのは当たり前の事なのに足並みを揃えて進むのは大変です。

妊活は夫婦の在り方を問われる機会になるかもしれません。

話し合って向き合ってお二人にとって大切なものを見つけてください。

おススメしたい妊活セミナーの内容

先日、妊活セミナーに行ってきました。
妊活の為に必要な事だと思うので、ざっくり箇条書きですが、まとめてみました。
是非参考にして妊活の助けになるといいなと思います。

*埼玉妊活セミナー2016
-生殖医療専門医による講演- NPO法人 男性不妊ドクターズ

2016年2月28日 (12:00~16:00)
獨協大学天野貞祐記念館

講演
1*「知っておきたい妊活事始め」梅ヶ丘産婦人科院長 辰巳賢一先生
2*「意外と身近な男性不妊のお話」越谷病院リプロダクションセンター長 岡田弘先生
3*「栄養と運動で妊娠力をUPしましょう!」大宮レディスクリニック院長 出居貞義先生

内容の概要

講演1 知っておきたい妊活事始め

妊活する前にしておくこと

・標準体重にしておく
・タバコをやめる(卵子が早くなくなる。閉経が早まる)
・基礎体温をつける(どのくらいなのか把握するため)
・風疹の抗体があるかどうか(胎児奇形の予防のため、2か月は避妊する)
病院へ行く時は、35歳未満なら1年。35歳以上なら半年。月経不順や生理痛のある時。
女性初産は30歳を超えた→卵子は加齢の影響を大きく受ける。
*ネットの情報は悪意のある間違った情報。悪意のない思い込みや都市伝説*
段階を踏んで焦らず治療を続けていくことが大切である。

講演2 意外と身近な男性不妊のお話

男性不妊の原因 ・突発性(不明)75% 原因はイーブンである。 糖尿病よりも多い。
男性側は病院外来がほぼ無く、仕事・プライド・恐怖心により弱みを見せたくない、
痛いことはイヤだという理由で受診しないケースがある。
夫の加齢は妊娠に影響する→卵活性化率の低下が著明である。

精子力高める7か条

・禁煙する
・禁欲しない
・ぴっちり下着は避ける
・サウナ、長風呂は控える
・膝上でのPC操作に注意
・自転車で股間を刺激しない
・育毛剤に気をつける
不妊症は両方の問題であり、男女とも治療すべきである。2人で受診できる病院が
あるといい。

講演3 栄養と運動で妊娠力をUPしましょう!

栄養状態は現代女性と終戦直後と同じ最悪である。
昨今のダイエット志向によるエネルギーの不足により1700kcalまで下がっている。
カロリー不足時にタンパク質を消費するため低タンパク状態である。
鉄12mg必要。男女ともに今の倍は必要である。
昔の生活の中にはスクワットの動きがあった。もっと身体を使った動作を取り入れる。

改善のためにすること

・朝ごはんをしっかり食べること
・温かい汁物と合わせて玄米や麦飯を食べる
・骨盤の体操は3ヶ月でも効果がある
・脚を骨盤より高く上げる運動をする
腸腰筋を使い、骨盤内を温め冷えを改善させる。血流を良くし子宮、卵巣を温める
運動がとても効果があるということ、寝ている時は温熱療法で身体を温め、
下垂体ホルモンの変化で卵巣機能の改善につなげることが大切である。

妊活の生活の見直しに少し手も役に立てれば幸いです。

また、妊活を始める際にぜひ参考にしてもらいたいです。

産褥体操

男性も参加しやすい妊活イベント

先日、渋谷で開催された「ジネコ プレコンフェスタ」に行って来ました。

不妊治療の体験談、不妊治療専門院の先生のお話、妊活のためのサプリメントやお茶の提供などありました。

最近のこういった妊活イベントに女性だけでなく、男性の参加もかなり増えてきていることに大変嬉しく思います。

今回もご夫婦やパートナーで参加されている方が本当に多かったです。ただ、積極的にメモを取るのはやはり女性が多かったです。

今回のイベントの中で、妊活体験談として女優の加藤貴子さんがトークされました。

加藤さんは、44歳1ヶ月の時に第一子(男)を出産、46歳10ヶ月の時に第二子(男)をご出産されました。

もともと結婚したら自然に妊娠するものだと思っていたのですが、8年経っても妊娠せず、42歳からの妊活スタートになりました。

ただ、それまで不妊に対する知識や意識が全くなかったため、「卵子の老化」のことも妊活を始めてから知ったので、42歳という年齢からのスタートをかなり悔やまれていました。

ご主人の精子の運動率も悪かったため、ご夫婦での生活習慣の改善に取り組みました。

*食事、口からバランスよく摂取
*毎日、45分のウォーキング
*ベジファーストで血糖値の上昇を緩やかにする
*飲酒したら、翌日から3日は空ける
*BMIを19〜23でキープ
*規則正しい生活
*眠りの質の改善、同じ時間に起きる
*楽しく笑って過ごす

こうした取り組みを1年間行い、なんと43歳で妊娠されました。残念ながら、初期の段階で流産してしまったのですが、ご夫婦の体質改善の成果が報われ、体外受精で第一子となる長男を44歳の時にご出産されました。

加藤さんがご自身の経験で、特にアドバイスされたことは「がんばらない」ということです。

妊活を続ける中で、妊娠できないという落ち込みや自己嫌悪感、妊娠している人への僻みなどネガティブ感情が沸き起こるのを抑制しすぎて、ポジティブな感情も起きなくなり感情の起伏がなくなってしまったそうです。何をするにも自分を裁くクセがついてしまいました。

そこで、がんばらないことにして、自分を褒めてあげることに切り替えたそうです。そうしたら冷え性がなくなったそうです!

また、ご夫婦で毎日45分のウォーキングをしながら不妊治療について話すようにしたこともよかったそうです。

面と向かって話すとケンカ腰になってしまう話題も歩きながら前を向いて話すことでケンカにもならず、仲間意識が強くなり2人で頑張ろう!

という風に変わったそうです。部屋に籠って深刻な話をするとより深刻になりすぎるので環境を変えて話すことも大事なようです。

不妊治療という問題は、徐々に社会にも認識されてきていますが、働く環境での理解度はまだまだ厳しいところが多いようです。

こういった妊活セミナーも増えてきているので、将来的には、不妊治療をしていることを応援、協力してもらえる社会環境になっていくといいですね。

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