現在、大阪府で伝染性紅斑、通称リンゴ病の患者数が増加しているそうです。
この病気は特に子どもたちの間で流行していますが、通常は子どもが感染する場合は重症化することが稀です。しかし、妊婦が感染すると流産の可能性があるため、特に注意が必要です。リンゴ病の潜伏期間は10日から20日で、症状が出る前の段階でのみ感染力があります。頬が赤くなってからは感染力がなくなります。
感染経路は飛沫感染と接触感染が主であるため、手洗いやうがいなど基本的な感染対策が重要です。現時点でワクチンや特効薬は存在しないため予防が最も重要です。特に妊娠初期の方は可能な限り人混みを避けたり、子どもがいる家庭では感染症の流行期における接触を避けるなどの対策が求められます。地域社会全体で感染拡大の防止に努めることが大切です。