男性不妊・不妊の原因は男性?WHOの基準10年ぶりに改正。男性の冷え性・生活習慣の見直しで精子力UPへ

みやび鍼灸院₋不妊

不妊

現在、通常のカップルの約15%は不妊症といわれ、男性にのみ不妊原因があるカップルが24%、女性にのみ不妊原因があるカップルが41%、男女ともに原因があるカップルが24%、原因不明が11%と報告しています。(WHO調べ)

意外にも不妊カップルの約半数が男性側に原因があるのです。

検査 

みやび鍼灸院 精子

精子の検査といえば、WHOが基準とされている精液量、精子濃度、運動率、正常形態精子率などを一般的に調べます。

精液検査の精液分析基準値

精液量:1.5㎖(1.4~1.7)

精子濃度:15×10⁶/㎖(12~16)

総精子数:39×10⁶/㎖(33~46)

高速運動精子率:32%(31~34)

精子運動率:40%(38~42)

正常精子形態率:4%(3.0~4.0)

精子生存率:58%(55~63)

あくまでも基準ですが、量が少ない、濃度が薄い、直進していないものが多い、奇形率が高いとしても、精製することで妊娠しやすい状態に近づけることができます。

しかし、WHOの基準値以内の精液検査の結果であってもDNA損傷を受けている割合いが高い場合は受精率、妊娠率の低下や、胚の分割が進まない、妊娠しても流産してしまうといわれています。そこで、最近の高度精子精液検査について調べてみました。

SCSA(精子クロマチン構造検査)

精子が酸化ストレスなどのダメージを受けると、精子のDNAが損傷することがあります。

顕微鏡では特に異常がなくても、精子の核がどのような状態かわかりません。

このSCSA(精子クロマチン構造検査)はクロマチンという、精子の中に存在するDNAのたんぱく質複合体の欠陥やDNAの損傷を受けているか、ダメージの度合いを検出する方法です。

損傷したDNAを持つ精子の割合を 精子DNA断片化指数(DFI: DNA fragmentation Index)で判定します。

SCSA(精子クロマチン構造検査)の結果だけで生死の良しあしをすべて判断することはできないため、ほかの精液検査の結果と合わせて総合的に判断しなくてはいけません。

男性不妊の原因 

①造成機能障害:精子の量が少ないまたは無い、精子の運動性などの状態が悪い(無精子症や乏精子症)

精巣内の温度が高くなっていると精子の数や運動率が低下します。

タイミング前や採取前は長風呂やサウナなど温める行為は控えてください。

また、特に原因がなくても精子が作られない場合があります。

②精路通過障害:精子が通れない、出てこれない(*閉塞性無精子症*先天性精管欠損)

作られた精子が途中で詰まっていると射精はできても精子は排出できず妊娠に至りません。

過去の精巣の炎症などにより精管が詰まっている場合などがあります。

③性機能障害:性行為ができない、勃起障害、膣内射精障害などセックスで射精できないものをいいます。一般的にはストレスや妊娠に向けての精神的なプレッシャーなどが原因と考えられていますが、糖尿病などの病気が原因のこともあります。

④加齢による影響(精子無力症)

男女とも加齢により妊娠する・させる力が低下することが分かっています。男性は女性に比べるとゆっくりですが35歳ごろから徐々に精子の質の低下が起こります。では、どのようなことを意識すると精子の質はあがるのでしょうか。

《 対処法 》

1、〇〇〇しすぎない。働きすぎない、飲み過ぎない、食べ過ぎない。何事も適量、適当を心がけましょう。

2、バランスの良い食事を摂る。炭水化物、タンパク質、野菜のバランスのとれた食事も大切です。また、冷たい食事は消化の時に胃腸の負担が大きく体を冷やしがちです。なるべく温かいものを食べましょう。

3、冷たいものはほどほどに。暑くなると冷たい飲み物や食べ物を欲します。アイスコーヒーやビールなど飲む回数も増えると思いますが体の冷えの原因となるので、ほどほどにしてください。

4、栄養ドリンクや消炎鎮痛剤に頼りすぎない。栄養ドリンクにはカフェインが多く含まれるため、冷えの原因となります。また、頭痛、腰痛、膝痛などを抑える鎮痛剤も長期の服用で血流が悪くなる恐れがあります。

5、週に1回は運動をする。運動不足は筋力低下につながります。筋肉が熱を発生させるので、運動をして筋力をつけることは冷えの予防に効果的です。ただし、汗はきちんと拭きとりましょう。汗をそのままにすると体の表面温度が下がります。

6、タバコは控えるか止める。喫煙は血の巡りを妨げます。毛細血管への血流を阻害し、体温低下につながります。タバコは百害あって一利なしなので、出来れば止めた方がいいと思います。

7、湯船に浸かろう。忙しいと時間がないため、ついついシャワーで済ませがちです。入浴は疲れをとるだけでなく、精神的にリラックスできる時間です。できれば、10分以上湯船に浸かるようにしましょう。

8、生活全般を見直す。残業で、睡眠不足、休日ものんびりできず疲れもとれない。健康のためにも、早寝早起き、規則正しい食事、適度な運動など、なるべく規則正しい生活をすることを意識しましょう。

9、保温のための下着を着る。保温下着は女性は着る方が多いですが、男性はなかなか。しかし、男性用の下着でも通気性もよく着心地のよいものも増えてきました。体が温かいと心も温まります。

10、自分なりのストレス解消法をもつ。精神的ストレスは交感神経が優位になり血流を妨げ、結果、体温を下げてしまいます。落ち込んで悩んだり、怒ったりなど感情の起伏で冷えの原因に。自分なりのストレス解消法を持ちましょう。

《 冷えは女性だけの問題ではありません 》

冷えは女性だけの問題と思っていませんか。実は大間違い!冷えが招く男性特有の病気にはどんなものがあるでしょう。

例えば、EDです。

一般的には加齢によって発症しやすく、高血圧などの生活習慣病をはじめ、喫煙、飲酒なども原因といわれています。十分な血液がペニスに流れ込まなければ勃起しないので、血液に影響を与える病気はEDを発症しやすくなります。ストレスやうつなどの心理的なこともEDの要因の一つですが、体が冷えることは、血流を滞らせることが原因ですので、まず温活をスタートすることは理にかなっています。また、男性の更年期も冷えが大きく関わっています。男性の更年期症状は、男性ホルモンの分泌が減少することに伴う不調の総称です。体のだるさや気分の落ち込みなど症状は人それぞれですが、比較的多いのが「冷えのぼせ」です。頭に血がのぼったようになり激しく発汗します。一見とても暑そうですが触ると手足やお腹は冷えています。

男性の冷え対策

「冷え性」と聞くと女性の悩みというイメージが強いですが、男性の冷え症もあるんです。

男性の場合、「冷え症は女性のモノ」と思って自覚しない場合が多いようです。

男性でも『足先が冷たいな』などと感じたなら、立派な冷え性とのこと。実は男性自身も体の冷えを感じ

冷え症を疑った事もある人はいるそうですが対策をしたことがある人は少ないそうです。

■触って、見て、簡単にわかる冷え性チェック方法!

また、「手足が冷たい」と感じるだけでなく、次のような身体の変化や不調も冷え性の症状。

自分で身体を触ってみたり、状態を見たりしながらチェックしてみましょう。

【冷え性チェック】

  • 手のひらを首のうしろやお腹、腰、足首に当て、手のひらの温かさが気持ち良いと感じる部分がある
  • 肌荒れや吹き出物、シミやシワができやすいと感じる
  • 貧血気味だと感じる
  • 咳や鼻水、涙、タンが出やすいと感じる

冷え性は血液の巡りが悪くなっている状態のため、内臓の働きが低下したり、老廃物がうまく排出されなくなったりして、身体に水分が溜まり、皮膚細胞の再生・回復にも影響が出ます。

また、低下している体温を上昇させようと、体内水分の代謝や排泄を促すことによって、アレルギー反応(くしゃみや鼻水、涙など)が引き起こされるケースもあるそうです。

妊活中の男性は股間を温めすぎないように言われると思います。

子宮はお腹の中にあるのに何故陰嚢が身体の外にあるのか?陰嚢は体温より2度くらい低い方が良いとされています。

ここだけ冷えてるのが良いんです。身体が冷えてしまうのとは違います。

冷え症=血行不良は頭痛、肩こり、腰痛、肌荒れ、体がだるい、疲れやすいといった不快な症状を招く要因になり、とりわけ男性の場合は、血流の悪化によって薄毛やED(勃起不全)につながるリスクもあるので、くれぐれも注意して頂きたいです。さらに冷え症は体の免疫力が低下させ、風邪をひきやすくなったり、自律神経の乱れから不眠になったりするおそれが出てきます。

男性の冷え性改善はまず、生活習慣を見直すところから始めます。座りっぱなしの生活は実は冷え症の原因でもあり、精子力(妊娠させる力)を下げる原因にもなっています。男性が冷え性を自覚せず、食生活、睡眠時間、運動習慣を見直さないと精子力のupは望めません。

男性の冷え性改善法

1.まず、自覚する

冷え症チェックをして当てはまる項目がないか確認してみてください。

2.食事を見直す

お昼にラーメンにライス、カレーライス、牛丼などの炭水化物多めの単品になっていませんか?定食などに切り替え野菜を摂るようにしましょう。時間も大切です。寝る直前までお菓子を食べたり、ビールを飲んだりしていませんか?胃が休める時間を作りましょう。

3.適度な運動を取りいれる

男性は女性よりも皮下脂肪が薄く、筋肉量は多いのが一般的です。動かずにじっとしていると寒さを感じやすいはずです。筋肉が多いという事は女性よりも発熱する力があるという事です。動いて身体を温めるのに向いています。妊活の場合、ミトコンドリアに働き掛けるのが大切です。

ウォーキングをするときも10分ゆっくり歩いたら3分息が上がるくらい速足するというのを最低2回は繰り返して有酸素運動と無酸素運動を取りいれましょう。

4.睡眠時間を決める

同じ時間に眠るようにすると自律神経が整います。妊活の為には7時間眠りましょう。妊活は夫婦で頑張るのが1番の近道です。片方だけの気合が入りすぎると空回りしがちです。知識の差を埋めていくように歩みよることが大切だと思います。

男性不妊

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