なぜ葉酸は必要?妊婦の必要な葉酸の摂取量といつまで気を付けるか。 – みやび鍼灸院(不妊鍼灸・着床鍼)新宿 なぜ葉酸は必要?妊婦の必要な葉酸の摂取量といつまで気を付けるか。 – みやび鍼灸院(不妊鍼灸・着床鍼)新宿

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なぜ葉酸は必要?妊婦の必要な葉酸の摂取量といつまで気を付けるか。

なぜ葉酸は必要?妊婦の必要な葉酸の摂取量といつまで気を付けるか。

葉酸とは

葉酸はビタミンB群の一つです。葉酸 の摂取は少な過ぎても多過ぎてもいけません。緑黄色野菜に多く含まれています。
葉酸は水溶性のビタミンB群で、名前の通り、葉物野菜全般、海藻類などの植物性食品、レバーなどの動物性食品にも豊富に含まれます。
枝豆は、熱を加えても葉酸が減少する割合が少なく、手軽に摂取することが出来るのでお勧めです。
そして、妊活中・妊娠中を通してとても重要な栄養素なのです!!!

葉酸が不足すると出生児の神経管閉鎖障害という先天異常 の発症リスクが高まるため厚生労働省 は妊娠前 から妊娠13週 迄、1日400μgの葉酸をサプリメントで補充するように言っています。

葉酸には妊娠、出産 において4つの重要な働きがあります。

  1. 核(DNA)の合成
  2. 出生児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低くする
  3. 遺伝子発現のコントロール
  4. 悪玉アミノ酸の変換

葉酸はアミノ酸の代謝に関わっていて、葉酸が足りないと悪玉アミノ酸のホモシステイン濃度が上昇します。

妊娠においては母親 になる女性と胎児の細胞分裂が増加しますのでDNAの合成に不可欠な葉酸の必要量、重要性は増加します。

逆にホモシステインは胚や胎児の成育に悪影響を及ぼします。

そのため、葉酸が不足すると細胞が正常に分裂増殖できなくなったり、胚質 卵子の質 が低くなったり、胎児の成長 が阻害されたりするリスクが高まるのです。

さらに、葉酸の摂取量 は遺伝子の発現のコントロールに関わっているため、葉酸が子宮内で不足したり、過剰になったりすると、胎児 の遺伝子の発現に影響を及ぼし、子どもの出生後の体質が左右されるようになります。

このように、葉酸は遺伝子の働き を調節する仕組みにも関与する栄養素 としても注目されています。

つまり、葉酸は少な過ぎても、多過ぎてもよくないということです。

妊娠前 から取ってもらいたい葉酸ですが、正しく摂取するように心がけてくださいね。

また、葉酸はDNAだけでなく造血作用があり、子宮内膜が強化されて着床率があがります。

妊娠中に葉酸を摂取すると、胎児が神経管閉鎖障害を起こすリスクを下げ、胎児の口唇・口蓋裂や先天性心疾患を減らします。

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄などの中枢神経の元になる「神経管」の一部が塞がり、脳や脊髄が正常に機能しなくなる疾患です。

厚生省は、妊娠前から妊娠中にかけて1日0,4mgの葉酸を摂取する事推奨しています。
ただ、ここで注意しなければならないのは、厚生省が推奨しているのは吸収率が高い合成葉酸であることです。

~天然葉酸と合成葉酸~

葉酸には天然葉酸と合成葉酸があります。
天然葉酸とは、食品の中に含まれる葉酸のことで、ポリグルタミン酸型葉酸と呼ばれます。
ポリグルタミン酸型は複数の葉酸が結合しているため、吸収する為にはバラバラにする必要があります。
その過程で葉酸が破壊されるので、吸収率が約50%と低くなります。
合成葉酸とは、サプリメントに含まれる葉酸のことで、モノグルタミン酸型葉酸と呼ばれます。
モノグルタミン酸型は、葉酸がそれぞれ独立しているため、バラバラにする必要がなく、吸収率が約85%と高くなります。

このような合成葉酸の吸収率の高さから考えると、妊活中・妊娠中は葉酸はサプリメントから摂取するのが合理的と言えますね。

石油から作られる葉酸=合成葉酸と考えて、不安になる方がいるかもしれません。
しかし、生成過程で石油を使用しているだけであり、石油の成分がふくまれているわけではないので、安心してください。

葉酸は少な過ぎても多過ぎてもいけない 〜妊娠前、妊娠中の葉酸補充

不足すると出生児の神経管閉鎖障害という先天異常の発症リスクが高まるため厚生労働省は妊娠前から妊娠3か月迄、1日400μgの葉酸を食事やサプリメントで補充するように呼びかけています。葉酸のサプリメントを摂取することで出生児のアレルギー(ぜんそく)の発症リスクが高まるとの報告がなされ、そのことが知られるようになり心配される方の少なくなうようです。

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ただし、その後の研究で現時点では明確な結論は出ていません。そのため適切な摂取量を守ることが大切です。具体的には不足を予防する摂取量は1日400μg以上、厚労省の上限量は1日1000μgです。

葉酸はいつまで 妊娠中期以降と出産後の葉酸摂取

葉酸は妊娠前・妊活中から摂取していただくのがよく、妊娠中期から後期にかけて、通常の2倍の480㎍が推奨されています。また、出産後も通常の量(240㎍)より少しお目の340㎍が推奨されています。

妊娠中の鍼灸治療

安産灸 は妊娠16週以降で胎動を感じられてからご予約ください。

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