結局は自律神経
結局、自律神経がすべて解決してくれるという本より。
本から、、自律神経が乱れやすいのは木曜日だそうですよ!
ついつい、何かあると更年期かしら?とか、若い人も増えているっていうし・・・という話になる、更年期障害も自律神経が乱される事によって起こされる症状の一つだそうです。
2019年7月に岡山大学の上田厚範教授と国立がんセンターなどの共同研究チームが自律神経がガンの増殖や転移に関係しているという事を明らかにしました。
- 自律神経が乳がんの組織に入り込みガンの進展や予後に関係する。
- ストレスなどによる交感神経の昂りはガンの進展を、副交感神経は抑制に働きかける。
- 自律神経を操作する神経医療がガンの新規治療戦略になる可能性があることを示唆された。
自律神経はガンだけでなく若い人から中高年まで幅ひろい世代の不調や病気に強く影響しています。
自律神経が喜ぶ生活を送ることが大切です!という本のご紹介をします!
原因不明の不調は自律神経の乱れのサイン
心と身体の状態を活発にする交感神経と心と身体をやすませる副交感神経のバランスが上手く保たれている事により私たちの健康は保たれています。
このバランスが崩れると心身ともにさまざまな不調が現われてきます。
自律神経の乱れは病気の入り口
自律神経が乱れると好きだったことが憂鬱になります。
ちょっとしたサインを見逃さないようにしてくださいね!
自律神経の乱れの原因
なぜ自律神経が乱れてしまうのか、その3大原因は・・・
- ストレス
- 不規則な生活習慣
- 加齢
ストレスは常に興奮状態にあり、過剰に交感神経優位にして嶋すまし。
不規則なせいかつは睡眠不足や生活のリズムの乱れが副交感神経優位の時間を短くしてしまいます。
残念なことに予防できないのが加齢です。
男性は30代から女性は40代から副交感神経だけが急に低下する時期があります。
自律神経からのサイン
精神的不調
不安・不眠・情緒不安定・イライラ・集中力の低下など
身体的不調
頭痛・動悸・息切れ・めまい・肩こり・便秘・肌荒れ・疲れやすさ・倦怠感・冷え・いきぐるしさ・手足のシビレ など
自律神経が乱れると学校にも行けなくなります
朝起きられない、頭痛や腹痛がするなど、自律神経の力が発展途上の小中学生は自律神経を崩す症状がよく見られます。
子供には刺さない鍼、小児鍼(しょうにしん)がおススメです。簡単に出来るので気軽にご相談ください。
更年期
更年期は自律神経が乱れているとよりおもくなってしまうことがわかってきました。
なかでも血管の収縮が鍵を握っているとのことです。
血流が悪くなると臓器の機能がさがり、体温調整が難しくなりのぼせやホットフラッシュをひきおこしたり疲れやすくなります。
疲れたからと言って休んでなおるわけでなく憂鬱になってしまい、なかなか改善しません。
更年期といえばホルモンを補充するという治療が一般的ですが、まず自律神経を整える事が大事であることを知ってほしいです。
妊活
若い女性にも更年期に似た症状を訴える方が増えています。
それは強いストレスをうけ、自律神経が乱れてしまっている場合が多いです。
卵巣はストレスに弱い臓器と言われます。
ストレスによって女性ホルモンが減ることも起こりえます。
自律神経の乱れによって卵巣も影響を受けると言われています。
産後クライシス
出産直後から半年程度の期間、自律神経が未発達な赤ちゃんは睡眠のサイクルが大人と異なり、ほとんどの方は睡眠が乱れます。
出産前に増えていたエストロゲンが急に減ってしまうことや慣れない育児、新しい知識の吸収や家事の増加などストレスや生活習慣の乱れにより自律神経が乱れてしまいます。
要注意なのは昇進後!
嬉しい、おめでたい昇進後も体調を崩してしまう事が良くあります。
若い世代でも出世なんてしたくない、管理職になりたくないと考えている方が増えているというのも、責任が増えるストレスが増す、仕事と家庭の両立が難しくなるなど大きな環境の変化は自律神経を乱す原因となります。
しかし変化に伴うストレスは適切であれば、自分を成長する糧となります!
正常な自律神経
自律神経は日中はアクティブに動く為交感神経が優位になり、夜はリラックスモードの副交感神経が優位になります。
これが生活習慣やストレスなどで乱れていき体の不調が起きるのです。
この交感神経と副交感神経を整えるのに大切なのは体内時計です。
また規則正しい3食の食事が鍵となります。
結局、自律神経かも
お風呂とサウナは自律神経を整える作用があります。
低気圧によって自律神経が乱れる事も書いてあります。
木曜日は統計的に自律神経が乱れやすく
寒いよりも熱い方が自律神経は乱れるそうです。
また夫婦喧嘩も自律神経の乱れが原因かもしてないし・・・
若く見える、アノ人は自律神経のバランスがいいのかも。。
日本の中でも四国地方は自律神経にいい気候や条件がよいとのこと。
残念ながら東京や都市部はイマイチ自律神経に良くないようです。
腸内環境が整えば自律神経が整うとも書かれています。
幸せホルモンのセロトニンの95%は腸でつくられるし、腸は第二の脳です!
自律神経を整えれば花粉症も乗り越えられます。
アレルギーを反応は免疫がオーバーになりすぎている状態です。
健康を守るはずの免疫は強すぎることでかえって自分を傷つけてしまっているのです。
これは副交感神経優位が強い事を表しています。
この対処法は交感神経を刺激するようにした方がいいので、軽いジョギングや熱めのお風呂、冷たいシャワーなどがいいそうです。自律神経を整える方法が最後にたくさん書かれていました。
ぜひ、気になる方はお手に取って読んでみて下さい!
自律神経の調整には鍼灸治療が有効です
鍼灸治療ではツボを刺激し全身を整えます。ツボとは生理学的に考えると
1. 動脈の自律神経軸索→脊髄後角→脊髄内の求心路→脳幹部→自律神経中枢→交感神経または副交感神経(自律神経遠心路)→内臓
2. ポリモーダル受容器→脊髄後角→脊髄内の上行路→脳幹部→自律神経中枢→交感神経または副交感神経(自律神経遠心路)→内臓
このように、皮膚の表面上ですが、内臓および自律神経に働きかけることがツボの作用と考えられます。
自律神経の症状に悩まれている方には鍼灸治療もおすすめです。