女性に多い貧血・貧血とは何か。妊活中や妊娠中の影響を理解し、食生活を見直しましょう

頭痛

貧血の検査を定期的に受けている方は少ないと思いますが、貧血女子は約10人に1人と言われています。
特に生理中は約10%の女性が貧血傾向になるそうです。

貧血というのは、ふらっとするという症状のことではなく、赤血球の量と質が低下している状態をいいます。
血液検査では赤血球の量だけでなく、ヘモグロビン、ヘマトクリットを調べます。

隠れ貧血は潜在性鉄欠乏のことを指し、貧血の予備軍ともいわれています。
貧血はヘモグロビンの値でみますが、この潜在性鉄欠乏は、貯蔵鉄と言って鉄がどれだけ貯蓄されているかをみています。
検査では、フェリチンという項目です。

鉄は全身に酸素を運ぶ大事なミネラルです。
妊娠したら母体だけでなく、胎児にも栄養と酸素を運ぶ為、鉄が必要になります。

ある研究によると妊娠初期から中期にかけて貧血でだった妊婦さんの赤ちゃんは低体重のリスクが1.3倍、早産のリスクは1.2倍になるといわれています。

そのため、妊娠中に貧血状態にならないよう体を準備しておくことが大切です。
鉄剤は飲み始めてから効果が発揮されるまで1~2か月くらいはかかると言われています。
(赤血球が生まれ変わるのには120日、約4か月かかるといわれている)
そのため、妊娠が判明するころに飲み始めるのでは妊娠初期の貧血防止に間に合わなくなってしまいます。

鉄剤においては吐き気や胃の具合が悪くなる副作用があるものが多く、つわりで飲めなくなる場合があります。
先ほど隠れ貧血の時に調べてみてほしいといったフェリチンをしらべて、鉄を貯蔵しておくほうがより安心して妊活できるのではないでしょうか?

妊娠後期では、貧血の状態が続いていると、お産が長引いたり、産後の回復が遅くなるといわれています。
妊娠だけでなく、出産、産後にも大事な役割をしていく鉄!
妊娠する前から鉄が不足しないように是非心がけてください。

貧血でなくても、鉄は日本人女性の平均的な食生活では不足しがちです。
鉄を意識した食生活を心がけてください。

酸素

鉄は体内でさまざまな役割を担っていますが、その中で大事なのは「 酸素 」です。
最も代表的なのは血液中でヘモグロビンを構成して「酸素」を運ぶことに関わっている事。
そして、その酸素を使ってエネルギーをつくるのに補酵素として関わり、その結果生じる活性酸素の消去に抗酸化酵素の補酵素として関わっていることです。

このように酸素運搬や呼吸を助けることから生命活動の根幹に関わるミネラルだと言えます。
妊娠すると鉄の必要量が跳ね上がります。

まずは、妊娠すると循環血液量が増加し、それに伴う赤血球の増加により鉄需要が増え、胎児の成長に伴う鉄貯蔵に加えて、

臍帯や胎盤中への鉄貯蔵があるからです。

そのため、厚生労働省の食事摂取基準 では、30〜40代女性の推奨量の11mgに加えて、

妊娠初期には2.5mg、中期、後期には15mgを、それぞれ上乗せしています。

鉄が足りているかどうかを調べるのはヘモグロビン量を測定するのが一般的です。

ところが、妊娠するだけの鉄量のレベルにあるかどうかはそれだけではわかりません。

予備的な鉄、すなわち、貯蔵鉄の量も測定する必要があります。体内の鉄量が低下しても、

酸素の運搬やエネルギーの産生に支障をきたすわけにはいきませんから、貯蔵鉄を切り崩し、ヘモグロビンや酵素に回すからです。そして、妊娠時の増加分も貯蔵鉄から使われることになりなす。

そのため、健康な妊娠、出産を望む女性は貯蔵鉄に十分な鉄がある状態にしておくことが大切です。

一日に必要な鉄分は10mg

女性は月経、妊娠や授乳、成長期や更年期のホルモンバランスの乱れで貧血になりやすいと言われています。
1日に必要な鉄分は約10㎎と言われています。貧血の人は12㎎を目標にすると良いと言われています。

鉄分が不足する鉄欠乏性貧血の場合、鉄分の摂取が必要になります。
鉄分にはレバーやお肉から摂れるヘム鉄と小松菜やほうれん草などから摂れる非ヘム鉄があり、鉄分の摂取の効率を考えるとヘム鉄は摂取した量の約30%、非ヘム鉄は約7%しか吸収されないと言われているのでヘム鉄を摂るようにする事が大切だと言われています。

どちらの場合も鉄分の吸収率を上げるにはビタミンCが不可欠だといわれています。
食事の前にビタミンCを取りましょう。
タンパク質と一緒に摂ることもいいですね。

また、茶などのに含まれる「 タンニン 」は鉄分の吸収を妨げます。
ご飯を食べる際にはにお茶やコーヒーではなく白湯やなどに変えてみてください。

サプリ

食事だけでは足りていない場合などはサプリなどで摂取しましょう。
サプリの場合は赤血球の形成に必要なビタミンB12や葉酸も含んだものも良いかもしれません。


血虚と貧血

貧血は血虚、虚労、萎黄などに分類します。
顔色が悪い、唇やつめの色が薄い、めまい、動機、疲れやすい、不眠、手足の麻痺などが主な症状です。

貧血の数値を調べても問題なし。けれど貧血の症状にひっかかるな…
このように感じる人が血虚といわれている状態です。

血虚とは、身体の栄養分である血(けつ)が不足している状態のことを表します。
では、血(けつ)を増やせば改善するのではないか・・

血や気を作るのは「脾(ひ)」の働きによります。このことから脾は「気血生化の源」とも呼ばれます。

脾(ひ)は飲食の不摂生や過度の疲労などにより働きが弱ると気や血を作ることができず

気や血が足りなくなり

血虚・貧血 となるわけです。

血(けつ)を増やすには栄養バランスのとれた飲食物だけでなくカラダの働きも大切です。

脾(ひ)を休め、血(けつ)を増やすには、睡眠をしっかりととり、目を休めましょう。
長時間のパソコンやスマホを控えてくださいね。
仕事などで使用する場合は途中目を休めたり、アイマスクなど使用してみてください。
疲れやストレスも血(けつ)が増えません。心の休息も大事にしてくださいね。

みやび鍼灸院

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