酸化ストレスと鍼灸
さて、「酸化ストレス」という言葉をきいたことがありますか?
酸化ストレスとは酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用のことで、活性酸素と抗酸化物質、抗酸化酵素のバランスのことと、定義されています。
身体を老化や病気の原因になるといわれている「活性酸素」は聞いたことありますよね?
妊活においても卵子の老化、精子の老化、DNAの損傷が流産リスクを高めるといわれています。
老化を止めるために、ミトコンドリアやレスベラトロールなどをとったりしている方もおおいのではないでしょうか?
抗酸化物質を取ること、赤ワインのポリフェノールが効くなどいろんな情報がさっそうしています。
さて、酸化の話に戻りますが、私たちは呼吸をすることで酸素を体内に取り入れます。
食事をして、栄養を取り込み、栄養素を燃やしてエネルギーを作っていきます。
エネルギーを作る時、栄養素を燃やすことで酸化され、それによって細胞が傷つけられしまうことがあります。エネルギーを作らないわけにはいきませんので、ご飯を食べて酸素が作られるのを止めるわけにはいきません。
しかし、発生した酸化ストレスに対し活性酸素を除去する能力が追い付かない状況になると、酸化ストレスが溜まります。
酸化ストレスの原因は心理的・肉体的ストレスによるもの、紫外線、放射線・大気汚染・タバコ・薬剤・金属酸化された食べ物過度な運動などが考えられます。
できることから原因を取り除いていきましょう。
老化を促す活性酸素は元の物質である酸素よりもほかの分子を酸化させる能力が高い性質を持っています。文字のごとく、酸化の活性です。活性酸素を取り除くのは、酵素や抗酸化剤です。
問題なく抗酸化力が保たれているとゆっくりと老化していきますが、過度な運動、逆に運動不足、偏った食事、喫煙などの不健康な生活習慣などによって活性酸素と抗酸化力のバランスが崩れると、酸化ストレスを生じ、老化や老年病の原因になります。
また、高齢になるとこの抗酸化力が低くなります。
鍼で酸化ストレスが低減!?
みやび鍼灸院でも、鍼が妊活にどのように作用するのかときかれますが、鍼によって酸化ストレス防御系に与える影響をしらべた論文によると、鍼をすると酸化ストレスが低減するという結果が出ているものが何本か書かれていました。
今や、欧米など海外では美容鍼をはじめアンチエイジングの方法として位置づけれている鍼灸治療です。
若返りとまではいかないですが、酸化ストレスを減らし、老化を少しゆっくりさせられることで妊活にも、それ以外の症状にも結びついていくことを期待したいと思います。
〈みやび鍼灸院〉