冬の体調不良は夏・秋の疲れが溜まってしまい免疫力や抵抗力が弱くなっているところに日々の気温の変化で体調が崩れてしまう事が要因とされています。
症状としては喉の痛みや咳・発熱・そして頭痛がだらだらと長引いてしまうのが特徴です。
なぜ疲れが溜まっていると免疫力や抵抗力が低下してしまい体調不良になってしまうのでしょうか。
そもそも免疫力とは自身の体を守るために存在し体の外側からくるウイルスや細菌、内側からくるストレスや疲労などと闘います。
疲れが溜まり、体が弱くなってしまうと免疫力が働かず、ウイルスなどに対応できなくなり風邪をひいてしまうのです。風邪をひかない為には免疫力がしっかりと働く体づくりをしなければなりません。
栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠、適度な運動をするといった生活習慣を心がけることが大切です。
また、妊娠初期では赤ちゃんを守るために一時的に免疫力が低下してしまいます。
感染症対策を行い、栄養バランスのよい食事をとり無理はしないよう休憩をしながら生活をして下さい。
【 冬のむくみ対策 】
最近の季節の変わり目はじわじわと変わっていくというよりは急に寒くなったり、暑くなったりする感じがします。
油断しているので暑さ寒さが身に沁みますね。
寒いと外に出たくないからでしょうか?寒さで肩をすくめて歩いてしまうからでしょうか?
最近は乾燥もきついせいかもしれませんがむくみが気になる方が増えてる感じがします。
すねのところは粉をふいて踵もカサカサなのにむくんでしまってる場合は水分不足の場合があります。夏は喉も渇くし汗もかくのでこまめにお水を飲んだりしますが冬場はトイレが近くなるのが嫌で
あまり水分を摂らないようにするという方いらっしゃると思います。
しかし、身体が乾燥し、水分不足になると水分をため込むようになってしまうのです。
冬でも1日1L、コーヒーや紅茶、お茶、ジュース、みそ汁などを含まない「お水」を飲みましょう。
白湯ならなお良いと思います。
トイレが近くなってしまう方は過活動膀胱の場合があります。
過活動膀胱には「会陰」というツボをゆっくり優しく押してみてください。
「会陰」は膣の入り口とおしっこが出るところの真ん中にあるデリケートなツボなので強い刺激はいけません。
トイレシャワーの後の清潔な状態で清潔な指でゆっくり3秒ほど押し、ゆっくり力をぬくというのを
3回繰り返していきます。(指があたっている位の力で触るような刺激で十分だそうです。)
1日3~5回行ってください。
骨盤底筋を鍛える運動も有効です。
お尻の下の坐骨をお尻の筋肉でぎゅっと寄せてお尻の筋肉の力を抜いても坐骨が離れていかないように内側の筋肉を意識してみてください。
骨盤底筋はまずはどこにある筋肉なのか意識するところから始めて、徐々に動かせるようにしていくと良いと思います。
その他には、ふくらはぎのポンプ作用を利用して下に降りてきた水分を上に戻してあげましょう。つま先立ちして踵をおとす、この動作を繰り返してください。
座ったままでも出来るので運動不足の冬に是非やって頂きたいです。
リフレクソロジーなどの足のマッサージも効果的です。
むくみは体の中の水分の停滞です。循環して余分なものは排出しましょう。
足マッサージ https://miyabi-shinkyu.com/menu-foot_massage/
【しょうがでカラダを温めよう】
しょうがは身体を温めるイメージがあると思いますが身体を冷やしてしまう作用もあると言われているのをご存知ですか?
生のしょうがに含まれるジンゲロールという成分は血管を拡張させる作用があるのです。
血管が拡張されることにより、身体の中心の熱が末端へ分散してしまうのです。これが身体を冷ます作用と言われる所以です。
しかし一時的に中心温度は下がる事になりますが、血管を拡張し血流を良くする事につながるので最終的には体を温める事になるといわれています。
生のしょうがは発汗作用、抗菌作用に優れており、風邪の引き始めにしょうがを擦ってレモンを絞ってはちみつをいれてお湯で割ったものを飲むのはお勧めです。
風邪のひき初めに飲む葛根湯にもしょうがの成分は含まれているんですよ。
ジンゲロールは加熱するとジンゲロンという成分になり、身体を温める作用が強くなります。
漢方ではショウガを蒸して乾燥させたものを乾姜といい、生のままのものをスライスして乾燥させたものを生姜といいます。
中国では生のものを生姜、スライスして乾燥させたものを乾姜といい、日本とは少々違うようです。
漢方と言うと難しい感じがしてしましますがしょうがの粉を作って保存してお味噌汁や紅茶、お料理にさっと加えるだけで毎日の養生になります。
しょうがの粉の作り方はシンプルなのでご紹介します。
しょうがの粉の作り方
1)しょうがを洗う
2)2~3ミリ」程度の厚さでスライスする
3)出来るだけ均一に皿に並べる(重なってもOK)
4)蒸し器で30分蒸す(くすんだ色になったらOK)
5)蒸し上がったしょうがをざるに並べる(重ならないように)
6)ざるごと天日で24時間から36時間以上干す(水分がとんでカラカラになるまで)
7)ミキサーで粉砕する
シンプルですが蒸したり干したりは少々手間に感じるかもしれません。
ですが自分で作ったものには添加物は入っていませんから安心できます。
ビーフジャーキーやドライフルーツを作るジャーキーメーカーやフードドライヤーなどがあれば簡単に出来ると思います。
最近はしいたけやトマトを1夜干しすると栄養価が高まると言われたりしておりますのでこの機会に一緒にチャレンジするのもお勧めです。
しょうがを上手に使って寒い冬もポカポカに身体を温めましょう!
【体を温める作用のあるツボ】
気海(きかい):カラダの中心、おへそから指幅2本下
元気を補い、全身の気のめぐりをうながします
三陰交(さんいんこう):内くるぶしの頂点から指幅4本上のへこんでいるところ
三陰交は冷えだけでなく、女性疾患にも効果的です
照海(しょうかい):足のうちくるぶしの頂点から真下に指幅2本下
足の冷えや足のだるさ・むくみなどにも効果的です
手元にお灸がない場合は、ツボを押してみたり、ドライヤーの熱をあてるのもいいでしょう。
お灸をする時間がない!煙が苦手!という方には火を使わないお灸がおすすめです。