妊活中の方にとって、排卵周期に合わせた身体づくりはとても大切。
でも、「どの時期に鍼灸を受ければよいの?」「いつ行くのが効果的?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
実は、鍼灸では生理周期に合わせて治療の目的が変わるのが特徴です。
今回は、排卵周期を4つのフェーズに分けて、それぞれに適した鍼灸の目的とケア方法をお伝えします。
🔄 生理周期とホルモンの関係をおさらい
女性の体は平均28日前後で1つのサイクルをくり返します。
この周期を大きく分けると、以下の4つになります:
- 月経期(Day1〜5)
- 卵胞期(Day6〜12)
- 排卵期(Day13〜15)
- 黄体期(Day16〜28)
それぞれの時期に合わせて、身体やホルモンの状態も変わるため、鍼灸のアプローチも変わってきます。
🩸1. 月経期(Day1〜5)
目的:滞りなく出血させる・次の周期に向けてリセットする
この時期は、体が“リセット”している期間。
鍼灸では「瘀血(おけつ)」をスムーズに排出させ、冷えや生理痛を和らげるケアを行います。
🪡この時期の鍼灸ポイント:
- 血流を促すツボ(関元・三陰交など)
- 骨盤の血流を改善して、生理痛・塊・経血の質を改善
🌱2. 卵胞期(Day6〜12)
目的:卵胞の成長をサポート・内膜を厚くする
エストロゲンの分泌が増え、子宮内膜が厚くなっていく時期。
この時期の鍼灸は、卵の質を高めるサポートと内膜づくりが中心です。
🪡この時期の鍼灸ポイント:
- 腎のエネルギーを高めるツボ(腎兪・太谿など)
- 自律神経のバランスを整えて卵胞刺激ホルモンの流れをよくする
🥚3. 排卵期(Day13〜15)
目的:スムーズな排卵と受精環境の最適化
排卵が起こる大切なタイミング。排卵をサポートし、子宮・卵管の働きを整えるケアを行います。
🪡この時期の鍼灸ポイント:
- 排卵を促すツボ(中極・気海など)
- 骨盤内の血流をさらに高める
- 緊張やストレスを和らげ、着床しやすい環境へ
🌕4. 黄体期(Day16〜28)
目的:着床を助ける・高温期を維持する
受精卵の着床・維持に必要なプロゲステロンが多く分泌される時期。
この時期の鍼灸では、ホルモンの安定と子宮内膜の血流アップが重要です。
🪡この時期の鍼灸ポイント:
- 黄体ホルモンの働きを高めるツボ(命門・脾兪など)
- 高温期の不安定さ(イライラ・だるさ)への調整
🧘♀️鍼灸の魅力は「周期ごとにアプローチできる」こと
薬やサプリでは一律の対応しかできない部分も、鍼灸なら今の体の状態に合わせたオーダーメイドケアが可能です。
「今月は排卵が遅れそう…」
「高温期が短い気がする」
そんな悩みにも、周期と体質を見ながら施術を変えることができます。
🔖まとめ
排卵周期に合わせた鍼灸治療は、妊娠しやすい体づくりにとても有効です。
毎回同じ施術ではなく、“今”のあなたの体に必要なケアを大切にしていきましょう。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください🌸
あなたの妊活に、やさしく寄り添うお手伝いをいたします。