五臓六腑の意味や役割は?中国伝統医学において体内の臓器を表しています。

みやび鍼灸院₋東洋医学

五臓六腑とは

五臓六腑 をご存じでしょうか?
五臓 は肝、心、脾、肺、腎、の5個。
六腑 は胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の6個。
臓器それぞれの動きがつながって、身体を作用してくという東洋医学の診断法です。

ストレスを一番に受け止め、血液を貯えます。肝(かん)は疏泄(そせつ)を主るといわれます。
疏泄は体の中の動きや流れの事で臓器をスムーズに動かしたり、血液の流れなど、ホルモン分泌、排卵、月経を起こすなど様々な動きが肝に依存しています。
ストレスにより生理が止まったり、緊張や怒りで震えたり、手足が冷えたりすること肝が傷つき疏泄作用が鈍くなっているのです。
外部からストレスを受けた事で肝の気を巡らせる動きが失調しているという事です。

肝が弱まるとイライラしたり短期になったり溜息ばかりで気持ちが憂鬱になりやすくなります。
妊活中は辛い検査や不安などでストレスを多く抱えます。そのため環状のコントロールが難しくなることもありますが、感情の乱れは肝の働きをより低下させてしまいます。
それによりもともと妊娠できる身体なのに乱れてしまい、妊娠が遠のいてしまします。

肝の疏泄作用が乱れることによって婦人科系疾患が起こりやすくなります。
チョコレート嚢胞や生理痛など婦人科系のトラブルで相談に来る女性の多くは肝や胆の項目のチェックが多い傾向にあります。

肝に付属する臓腑は胆です。
胆は決断を司る臓器です。
決断が出来ないと働きが低下する、なかなか物事が決められまい、緊張しすぎて眠れないなど胆を治療する事で緊張を緩和し妊娠に結びつく事もあります。
胆の経絡は脇を通るので、よく伸ばして流れを良くするなど家でも出来ることがありますよ。

腎は成長、発育、生殖に関連深い臓器です。
腎にエネルギー、元気があるかどうかが妊娠力に大きく影響してきます。
その為、卵胞を育てることやホルモンを出すこと、子宮内膜を厚くするなどに関係します。東洋医学でいう「腎」とは、西洋医学でいう腎臓のことだけでなく、腎臓を含めた副腎、泌尿器・生殖器を含めて腎と呼びます。
女性では子宮や卵巣も含み、それらから出るホルモンも含めて腎と呼びます。
この、腎の機能が低下することを腎虚(じんきょ)とよび、不妊に関していえば生殖器の機能が下がっていることを指します。
たとえば、女性においては内膜が厚くならない・卵巣機能不全・黄体機能不全などもふくまれ、男性においては精子減少症や精力減退を意味します。

腎と髪の毛について

秋や冬に抜け毛が多いな、と感じたことはありませんか?
東洋医学的に、髪は腎(生殖機能) と深く関係があります。
他にも 耳の聞こえが悪くなった 驚きやすくなった。などの症状がみられることがあります。

ではなぜ冬に「腎」が弱ってしまうのでしょうか。
それは乾燥が進み体に潤いを与える 「肺」の機能も衰えてしまうからです。
髪の素になる腎 と 栄養を届けるを整えて行きましょう!!

  • 腎を整える食材には、黒豆・黒ゴマ・豚肉・海藻
  • 肺を整える食材には、長芋(芋類)・玉ねぎ・白ゴマ・豆腐

またイライラ、睡眠不足、体の冷え、甘いものの取り過ぎは身体によくないので注意しましょう。
また寒い冬の朝、目が覚めると同時に布団から出るのはおすすめできません。
布団の中と外を比べると25度くらいの温度差があります。
この温度差は心臓や脳・自律神経に大きく影響するので、起きたい時間の30分前くらいから暖房をつけるのが良いでしょう。

腎に付属する臓器は膀胱です。
尿が出ずらい、トイレに行かない、逆にトイレが近い、浮腫む、などは腎の低下が関係します。

脾(胃)

脾、胃は消化はもちろん、臓器を持ち上げる力、栄養を吸収する力があり、赤ちゃんが下へ落ちてしまわないように支える力があります。
脾の働きが衰えると内臓下垂、下痢、不正出血、流産に関連します。
胃腸が弱いと妊娠に必要なエネルギーを貯蔵している腎の働きを低下させストレスを受けると肝から胃腸へ影響はおよびます。

メンヘラで食べ物が喉を通らない、喉が詰まる様な感じがする、吐き気がするなどの胃腸症状をたどってみるとストレスが関わっていることが多くあります。

肺(大腸)

呼吸を通じて気の流れを整え、水分代謝を行っています。
肺が弱いと、腎に影響が及びますので、呼吸器の弱い方は要注意です。
肺は秋に傷つきやすいです。アレルギーも肺の弱い人の特徴です。
腸が免疫機能に関係しているのは西洋医学でも最近分かってきましたね。

心(小腸)

心は血脈を主り、神志を主ります。
心臓の動きや血液の循環だけでなく、精神面も管理しています。
心は腎と助け合うことでバランスをとっていますので、心が傷つくと不眠になりやすくなったり、精神不安やパニック症状を起こしたりすることがあります。

妊活と 五臓六腑

五臓はお互いに相互関係にあり、助け合いながら体のバランスを保っています。どこかが欠けていても、どこかが強くてもスムーズに動かないものです。

妊娠中、およそ9ヶ月の期間を赤ちゃんはお母さんの体の中で育ちます。
その為、母体から赤ちゃんは多くのエネルギーをもらっって成長していきます。
体が弱く、ご飯を食べられない、体が疲れやすい、毎日の生活だけでしんどい、仕事が忙しくて疲れが取れない、なかなか眠れない、良い睡眠が取れない、排卵のたびに体が辛い、生理がきたら悲しくなって泣いてしまう、生理痛がひどいなどの症状は体のバランスが整っていないし、エネルギー不足なので妊娠する体の準備が整っていない状態と捉えます。

妊娠中も流産などの心配なく、出産もスムーズにでき、なおかつ育児でも元気に過ごせるような体を東洋医学で作ることを目指していきましょう!

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