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東洋医学の気・血・津の体質ツボチェック。妊活・不妊でお悩みの方へ

東洋医学の気・血・津の体質ツボチェック。妊活・不妊でお悩みの方へ

東洋医学の体質の分類

妊娠しやすい体質にする為には、まず、自分の身体がどのような状態になっているのか、なにが足りていないのかなど「 自分の体質 」を理解しておくことがとても大切です。

東洋医学では「異病同治」と呼ばれるように異なった病にかっかている人でも同じ治療を行う場合があります。

逆に「同病異治」といって同じ病でも違うアプローチをすることがあります。

それは東洋医学では病気の起こる原因を大まかに「気」「血」「水」の不足であったり、詰まりであったりと考えてその原因を取り除く事に重きを置く事に由来するからと思われます。

同じ不妊症であっても何が原因でそうなっているのかタイプに当てはめてみてはいかがでしょうか。

体質は大きくわけて 気虚、血虚、気滞、瘀血、水滞に分類されます。

1、気虚

【体質チェック】

  • 月経周期が早くなりやすい
  • 出血が長びく、月経の色が淡く薄い
  • 月経の量が少ない
  • 月経中に体の冷えを感じる
  • 月経中から月経後は疲れやすい

「気」が不足してしまったタイプの人のことを指します。気とは動かす力、エネルギー不足なので何をするにも意欲が低下して思うように動けません。エネルギーが不足している為温める力も低下してしまい冷えが強く、頭痛などの症状を引き起こします。

身体が冷えてくるとお腹の力もなくなり生理痛が悪化します。このタイプの人はとにかく冷えを避ける為に毎日お風呂で身体を温めることが必要です。身体を温めるには筋力も必要です。ウォーキングやトレーニングなどで筋力アップをはかりましょう。

気虚タイプの人におすすめなツボ

三陰交 みやび鍼灸院

地機(ちき)
内くるぶしから脛の骨の内側沿いを指でたどり、太い骨にぶつかったキワのところのツボをみつけそのツボから指4本分下骨のキワにとります。

三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの中心に小指の端を当て、ひざ方向に指幅4本分を測ります。腎・肝・脾の三本の経絡が交差する三陰交というツボは子宮を巡る気血循環に大きく作用と子宮の緊張を弛める作用もあります。

*この三陰交のツボは妊娠中期以降は安産のツボとして使われますが、妊娠初期は禁忌です。ツボを刺激する時期に気を付けてください。

血虚

【体質チェック】

  • 月経周期は遅れやすい
  • 月経の色は薄く、出血量は少ない
  • 月経前→悲観的になることが多い
  • 月経中→頭痛・めまい・立ちくらみなどを起こしやすい
  • 月経後→しばらくだるい

「血」が不足してしまったタイプの人のことを指します。血とは栄養のことを表し全身に巡っていますが不足すると栄養が巡らず、貧血やめまい・たちくらみが起こる、疲れやすく胃腸が弱い、手足がしびれる、顔色が悪いこのような症状を引き起こしやすいです。

血を補うには睡眠と目の保養がなによりも大切です。目の使いすぎには血を消耗しますので長時間のパソコンやスマホは控えこまめに目を休めましょう。

また、このタイプの人は果物や生野菜(サラダ)を好む傾向があるので、タンパク質や鉄分を取りいれたバランスの良い食事を意識的に取るように心掛けていきましょう。

血虚タイプの人におすすめなツボ

血海(けっかい)

膝蓋骨の内側、上端角から指幅3本上がったところ。血の海と書き、全身の血を調節しているツボです。風邪を追い出しかゆみを止める効果もあります。膝周りが冷えている女性はかなり多めです!お灸やホットタオルなどで温めてください。

関元(かんげん)

元気を養い、補うツボであり月経を調整しおりものを止める効果もあります。おへその下は丹田(丹田)と呼ばれエネルギーがたくさんつまっているところですふっくらとしたお腹が理想的ですね。

気滞

【体質チェック】

  • 月経前に気持ちにむらがある
  • 月経前に乳房が張る
  • 月経周期が早くなったり、遅くなったりする
  • 出血が多かったり少なかったりする
  • 月経前~月経中 ➡下腹部が痛み突っ張る

「気」が滞ってしまったタイプの人のことを指します。気とは動かす力のことをいいますが、気滞とは、気の流れが滞り部分的につまっている状態のことをいい張った痛みが特徴の1つです。痛みが強くなったり弱くなったり痛む場所があちこちに動くという特徴があります。例えばお腹だと張った感じがあり、腰を痛める原因にもなります。気が不足してしまった人の月経血はサラッとしてるのに対し気が滞ってしまった人の月経血は黒っぽく血の塊が出ることもあります。このタイプの人は気の滞りによって血の滞りも引き起こしている為、両方を巡らす力が必要となってきます。バランスの良い食事と適度なスポーツ両方によって補っていくことが大切です。

気滞タイプの人におすすめなツボ

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の骨の間を指の股からなで上げていき、自然と指が止まる凹みを探します。イライラしたり怒りっぽくなったりと身体の上部に上がってきている気を鎮める効果があります。また、精神を安定させることで胃腸の働きを促し疲れやすい身体を整えていきます。

肝兪(かんゆ)

気の滞りを改善させ身体の機能を高めます。おなかの張りを鎮め精神を安定させる効果もあります。気滞タイプの人はなんでも気になり繊細で神経質な性格ですが、イライラしたと思ったらクヨクヨしたり気持ちにムラがでます。気分転換で峰やお腹に溜まったストレスを解消しましょう。

水滞

【体質チェック】

  • 月経前に頭痛がすることがある
  • 月経前はいつもむくむ
  • 月経周期は遅れやすい
  • おりものが多く、なまぐさいことがある
  • 月経前~月経中 → 下腹部に冷えと痛みがある

余分な水が多く外にでず体内で溜まってしまうタイプの人のことを指します。水の流れが滞り、部分的・全体的にむくみが生じてトラブルが起きている状態です。

頭部に水の滞りが起これば頭痛やめまい、耳鳴り、胸に起これば動悸や息切れ胃に起これば胃もたれや吐き気などの症状が起こり、汗をやたらにかくのに冷え症な人はこのタイプです。下半身がむくんでしまうことが多く膝に水が溜まる場合もあります。

このタイプの人は水分や体を冷やす果物を取り過ぎている場合が多いです。どうしても果物を取りたい場合には、冬のリンゴ、みかん、イチゴ等をとり食べたいストレスを溜めないようにしましょう。ただし沢山食べては駄目ですよ。

水滞タイプの人におすすめなツボ

陰陵泉(いんりょうせん)

膝下の骨(脛骨)を探す。骨際を下から上になぞり、骨頭に突き当たるところ。およそ、ヒザのお皿の骨の下端と同じライン。脾(水分) の機能を高めて余分な水分を身体から出す。腫れを抑えて痛みを止めます。

大都(だいと)

親指の内側をなぞっていって最初にあたる骨のくぼみ。水分代謝を司る脾の機能を高めて余分な水分を身体から出します。胃の機能を改善し精神を穏やかにします。

食べすぎ、飲みすぎで消化不良を起こしやすくなります。特に水を溜め込みやすい甘い、塩辛い、生ものや冷たい物は控えましょう。水のめぐりを良くするために軽く汗をかく程度の運動がおすすめです。

瘀血

【体質チェック】

  • 月経前はいつもイライラする
  • 月経血の色は濃い
  • 月経血にかたまりが混じる
  • 子宮筋腫または子宮内膜症がある
  • 月経前~月経中に下腹部に差し込む

「血」が滞ってしまったタイプの人。生理前にイライラしたり、冷え、のぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、吹き出物が悪化する人はこのタイプです。今までに打ち身やケガ、手術を経験したことのある方は、その後傷口部分に血液がとどまり瘀血になりやすい傾向があります。

こちらのタイプは油ものや甘いもの、味の濃いものを好むので、薄味の食事を心掛けましょう。見た目に元気があって体力もあるようにみえるのがこのタイプですが心をゆっくりと落ち着かせる時間を持つようにすると良いでしょう。

瘀血タイプの人におススメの人は

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの中心に小指の端を当て、ひざ方向に指幅4本分を測ります。腎・肝・脾の三本の経絡が交差する三陰交というツボは子宮を巡る気血循環に大きく作用と子宮の緊張を弛める作用もあります。

血海(けっかい)

膝蓋骨の内側、上端角から指幅3本上がったところ。血の海と書き、全身の血を調節しているツボです。風邪を追い出しかゆみを止める効果もあります。

膝周りが冷えている女性はかなり多めです!お灸やホットタオルなどで温めてください。早寝早起きをしてバランスの良い食事をし適度な運動を取りいれるということが体質の改善にはかかせないのですが、どこからアプローチするのが一番よいのか考えるためのタイプ分けと思って頂けると良いかと思います。

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