最近増えています!
妊娠中期以降になると、「足のむくみ」や「静脈瘤」に悩む妊婦さんが増えます。
中でも、太ももや陰部(会陰)に現れる 「会陰静脈瘤」 は、
人に相談しづらく、痛みや違和感、重だるさに悩む方が多いトラブルです。
この記事では、会陰静脈瘤の原因や症状、
そして鍼灸やマッサージでどのようにケアできるのかを、
東洋医学の視点からわかりやすく解説します。
会陰静脈瘤とは?症状と発生しやすい時期
会陰静脈瘤とは、妊娠中に骨盤周囲や陰部の静脈が拡張し、
青紫色に浮き出たり、痛みや圧迫感を伴う状態です。
主な症状:
- 陰部の腫れ・しこり・重だるさ
- 長時間立つと悪化
- 排尿・排便・性交時の痛み
- 足の静脈瘤を伴うことも
発症しやすいのは 妊娠中期~後期(特に双子妊娠や経産婦) です。
出産後は自然に軽快することも多いですが、妊娠中はケアが必要です。
なぜ妊婦さんに多いの?会陰静脈瘤の原因
妊婦さんに会陰静脈瘤が多いのは、次のような理由が関係しています。
- 子宮の圧迫: 子宮が大きくなることで、骨盤内の静脈が圧迫され血流が滞る
- ホルモンの影響: プロゲステロンが血管を拡張させ、血液が溜まりやすくなる
- 運動不足・長時間の立ち仕事: 下半身の循環が悪化
- 遺伝的体質: 静脈弁の弱さや血管壁の柔らかさ
これらが重なると、骨盤内の血液がうまく戻らず、
陰部の血管に負担がかかって静脈瘤が現れます。
鍼灸でできる会陰静脈瘤ケア
鍼灸は、血流の改善と骨盤内の循環調整 に優れています。
直接的に陰部へ鍼を打つことはありませんが、
次のようなアプローチで効果を発揮します。
🔹鍼灸のポイント
- 骨盤内の血流を促進(三陰交・足三里・太衝など)
- 下半身の「気」と「血」の滞りを解消
- 自律神経の調整で血管の緊張をやわらげる
- 冷え・むくみ改善 による静脈圧の軽減
また、鍼灸には「副作用が少ない」「薬を使わない」メリットがあり、
妊婦さんにも安心して受けられるケア方法です。
マッサージ・カッピングでのサポート
会陰部に直接刺激を与えるのは避けますが、
足のマッサージや骨盤周囲の循環改善 はとても有効です。
💆♀️おすすめ施術内容
- 下肢のリンパマッサージ
→ むくみや重だるさを軽減 - 骨盤・臀部の筋緊張をゆるめる手技
→ 骨盤内の血流をスムーズに - 軽いカッピング(吸い玉)
→ 血流促進・デトックス効果
「新宿みやび鍼灸院」では妊婦さん向けの安全な体位で施術を行い、
お身体に負担をかけずに血流改善をサポートしています。
*妊婦さんはカッピングはできません。
ご自宅でできるセルフケア
- 長時間の立ち仕事・座りっぱなしを避ける
- 軽いウォーキングやストレッチ
- 冷え対策(骨盤を温める)
- 寝るときは左側を下にして横向きに(左側臥位)
- マタニティ着圧ソックスを使用
これらを取り入れることで、症状の悪化を防ぎやすくなります。
妊娠中でも安心して受けられる血流ケアを
会陰静脈瘤は「我慢するしかない」と思われがちですが、
鍼灸やマッサージで循環を整えることで、
痛み・違和感・むくみを軽減できるケースが多くあります。
妊娠中の体調や週数に合わせた無理のないケアで、
快適なマタニティライフをサポートいたします。
👉 ご予約はこちらから
新宿みやび鍼灸院(妊婦さん対応・女性鍼灸師在籍)




