出産後の体の変化。産褥期の過ごし方とは…?産後ケアはいつから…? – みやび鍼灸院(不妊鍼灸・着床鍼)新宿 出産後の体の変化。産褥期の過ごし方とは…?産後ケアはいつから…? – みやび鍼灸院(不妊鍼灸・着床鍼)新宿

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出産後の体の変化。産褥期の過ごし方とは…?産後ケアはいつから…?

出産後の体の変化。産褥期の過ごし方とは…?産後ケアはいつから…?

産後のカラダの変化

出産を終え安心したのもつかの間、妊娠中に伸びきった子宮は収縮を始め急速に回復していきます。
個人差はありますが6~8週間後には妊娠前の大きさ・位置に戻ると言われています。

子宮回復の状態は今後の妊娠や女性疾患などにも大きく影響してきます。
分娩時や母体の状況にもよりますが、産後のセルフケアを正しい時期に始める事で回復力を高めると言われています。

今回は出産後ベッドの上で簡単に行える産後のケアをいくつか紹介していきます。

1、子宮底部の輪状マッサージ

恥骨とオヘソの間を円を描くようにやさしくマッサージしていきます。
子宮筋を刺激し子宮収縮を促進する効果があります。
出産後すぐに妊娠前のお腹の状態に戻ることはなく、まだ出産が終わっていないのでは?と感じるほど特に下腹部が膨らんでいます。
自分のお腹に触れ子宮回復の状況を理解しながら行うとより効果的です♪

2、少しずつ授乳を開始する。

授乳を行うことでオキシトシンとよばれるホルモンが分泌されるのですが、このオキシトシンには子宮収縮を促す作用があります。お母さんの負担にならない程度に授乳を行い子宮のケアを行っていけるといいですね。
人によってはお腹がキューっと痛むことがありこの痛みが子宮収縮の合図です。

3、定期的にトイレへ行く。

産後、トイレを我慢してしまうと膀胱・直腸が充満し子宮収縮の妨げになってしまいます。
こまめに水分補給をし定期的にトイレへ行きましょう。

4、早期離床し産褥体操に取り組む。

体操を行うことで悪露が排出され子宮収縮が促されます。
産後、胎盤や卵膜などの胎児付属物の子宮内遺残、悪露の子宮内滞留、子宮筋腫などの疾患、子宮筋の過度の伸展による疲労、母体の疲労などが原因で子宮収縮が遅れてしまう場合もあります。無理のない程度に早めに産褥体操を取り入れていきましょう!

産褥体操

産褥体操は、産後24時間を過ぎてから開始しましょう。
異常分娩、出血が多かった人や貧血の場合は医師に相談してから始めるようにしてください。
帝王切開の場合は点滴などが取れ、痛み止めを使わず動けるようになってから行いましょう。

産後1日目

仰向けになり、かかとをベッドにつけた状態で両足のつま先を伸ばしたり反らしたり伸ばしたり反らしたりする。呼吸は胸式呼吸を3~5回おこない、そのご腹式呼吸をしながら運動をする。

産後2日目

仰向けになり両腕を外側に開きゆっくりと体の中央まで上げて両手を握る。
だんだん早くしながら5回程行う。肩回りがほぐれてくるのを実感してみてください。

産後3日目

仰向けになり、顎を胸につけるよう頭だけを持ち上げる動作を5回繰り返す。

産後3日が経ち、体の回復も順調な場合には腹筋運動を開始しましょう。
(この時枕は外したほうが効果的です。)


仰向けになり両足を90度ほど上げ10秒間キープ。これを3-5回、体の状態にあわせ行いましょう。

産後4日目

①仰向けで両膝をたてた状態から、おしりを持ち上げ、腰から背中までがまっすぐ伸びるようにする。そのあと、ゆっくりと元に戻す。これを3回繰り返す。

➁仰向けで両膝をたてた状態から右側に膝を倒し腰をひねる。
10秒くらいで元に戻す。反対側にも同様にひねる。左右5回ずつ行う。

産後5日目

産褥期4日目①の状態から、片足ずつ膝を伸ばし、ベッドから45度ほど上げます。
10秒ほどキープしたら反対側も行います。これを5回ずつ行います。

両足を軽く開き、前かがみに体を倒す。はじめはできるところまで倒して5秒キープし、体を起こす。これを5回繰り返します。


会陰切開をした人は抜糸の翌日以降、医師の許可のもとで行ってください。
日にちはあくまでも目安です。

産褥期は妊娠・分娩による影響が母体に残っている状況であり、異常やマイナートラブルが起こりやすい時期です。
小さな変化であっても医師に相談し、無理のないような生活をこころがけてください。

産後ケアはいつから?

産後ケアは特に体に問題がなければ退院した時から始められます。

なれない育児につかれて体勢が崩れてしまいがちですので、産後は何回か骨盤矯正をして骨盤をととのえてから骨盤ベルトをして過ごしていただくといいです。

いつまで行うといいのかも個人差がありますが、6か月くらいを目安として提案しています。

骨盤ケアはこちらをご覧ください。

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