東洋医学から見た“子宮”のケア法

子宮

~妊娠しやすい体をつくるために~

こんにちは。不妊専門のみやび鍼灸院です。

妊活を頑張っている方にとって、「子宮の状態」はとても気になるテーマのひとつですね。
西洋医学では子宮は解剖学的な臓器のひとつとして捉えられていますが、東洋医学では少し異なる視点で見ています。

今回は、東洋医学的に考える「子宮」の働きと、そのケア方法についてわかりやすくお伝えします。


東洋医学でいう「子宮」とは?

東洋医学では、子宮は「胞宮(ほうきゅう)」と呼ばれています。
この胞宮は単なる器官ではなく、生命を育むエネルギーの中心として扱われています。

胞宮は単独で存在しているのではなく、以下のような臓腑やエネルギーの流れ(経絡)と密接につながっています。

  • 「腎(じん)」:生命エネルギー・生殖能力を司る
  • 「肝(かん)」:血の流れと感情のバランス
  • 「脾(ひ)」:食べたものから気血をつくる源

つまり、子宮だけを整えるのではなく、体全体のバランスを取ることが大切なのです。


妊娠しやすい体をつくる!子宮ケアの3つのポイント

① 「腎」を補って、生命エネルギーを蓄える

腎は、私たちが生まれながらに持っているエネルギー(先天の気)を蓄えている場所です。
腎の働きが弱ると、卵子の質が低下したり、月経不順が起きやすくなったりします。

🔸ケア方法:

  • 足首や腰を冷やさない(レッグウォーマー・腹巻がおすすめ)
  • 黒ごま、黒豆、山芋、くるみなどの食材を積極的に
  • 睡眠をしっかりとり、夜更かしを避ける

 

② 「肝」の気を巡らせて、血流と感情を整える

肝は「血(けつ)」を蓄え、全身に流す働きを持っています。
また、ストレスやイライラがたまるとこの“肝の気”が滞り、子宮への血流が低下します。

🔸ケア方法:

  • ストレッチやウォーキングなどで気を巡らせる
  • ジャスミン茶・菊花茶でリラックス
  • 感情を吐き出せる相手や場を持つ

 

③ 「脾」を整えて、栄養をしっかり子宮へ届ける

脾は「食べ物から気血をつくり、全身に運ぶ」重要な臓腑です。
脾の働きが弱まると、血が不足し、子宮に必要な栄養が届かなくなります。

🔸ケア方法:

  • 冷たいもの・生ものの取りすぎに注意
  • よく噛んで食べることを意識
  • 食事は決まった時間に、胃腸に優しい内容を

セルフケアでできること

🌿 お灸
婦人科系におすすめのツボにお灸をして血流改善
→「三陰交」「関元」「気海」などが特に有効です。

🛁 温活
よもぎ蒸し、足湯、湯たんぽなどで下腹部を温め、血流を促進

📅 周期に合わせたケア

  • 月経後:血を補う(なつめ、黒糖、ほうれん草など)
  • 排卵期:気を巡らす(香味野菜、ストレッチなど)
  • 月経前:気と血の巡りを促す(軽い運動、呼吸法など)

最後に

子宮をケアすることは、単に“器官”を整えることではありません。
あなた自身の身体と心を労わり、整えていくことがそのまま子宮のケアになります。

東洋医学は「全体をみる」医療。
あなたの今の状態に合ったケア方法を、私たち鍼灸師が一緒に探します。
「何から始めればいいか分からない…」そんな方も、ぜひお気軽にご相談くださいね。

\ あなたの力になれると嬉しいです♪ /

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