みやび鍼灸院 院長 妊活中の方にとって「子宮内膜の厚さ」は大切なポイントです。内膜がふかふかに育つことで受精卵が着床しやすくなるため、**「内膜を厚くするサプリ」**や食事改善を意識する方が増えています。
内膜が薄くなる原因には「ホルモンバランスの乱れ」「血流不足」「加齢」などがあり、これらをサポートする栄養素を摂取することが有効です。特に、ビタミンE・鉄分・L-アルギニン・オメガ3脂肪酸・葉酸などは研究でも注目されています。
ただし、サプリはあくまで「補助」。冷え性対策、適度な運動、ストレスを減らす生活習慣もあわせて取り入れることが大切です。
妊活におけるサプリメント選びは、自己判断よりも婦人科や鍼灸など専門家に相談することで安心して取り入れられます。
サプリ・栄養素
| 成分 | 期待される効果 | 補足・注意点 |
|---|---|---|
| エストロゲン補助サプリ（イソフラボンなど） | 内膜の増殖をサポート | 過剰摂取はホルモンバランスに影響することあり |
| ビタミンE | 血流改善、抗酸化作用 | サプリでの長期大量摂取は注意 |
| 鉄分 | 血流改善、酸素供給のサポート | 鉄不足は内膜厚さにも影響 |
| L-アルギニン | 一酸化窒素生成→血流改善 | 適量で使用。高血圧や持病がある場合は注意 |
| 葉酸 | 細胞分裂をサポート | 妊活中に必須。推奨量：400〜800μg/日 |
| オメガ3脂肪酸 | 炎症抑制・血流改善 | 魚油や亜麻仁油から摂取可能 |
※メロングリセリドは抗酸化作用があるものの、内膜厚さへの直接エビデンスはありません。
2. 生活習慣
| 方法 | 理由・効果 |
|---|---|
| 適度な運動（有酸素＋軽い筋トレ） | 骨盤内の血流改善、ホルモンバランス維持 |
| 体を冷やさない（温活） | 血流改善→内膜に栄養が届きやすくなる |
| 十分な睡眠 | 成長ホルモン分泌やホルモンリズムの安定 |
| ストレス管理（瞑想・ヨガなど） | コルチゾール低下→エストロゲン環境維持 |
| 適切な体重維持 | BMIが極端に低い/高いと内膜形成に影響 |
3. 医学的アプローチ（必要に応じて医師相談）
- エストロゲン補充療法（経口・注射）
医療機関で内膜厚さを測りながら行う方法。 - 低用量アスピリンや血流改善薬
一部の不育症・薄い内膜症例で使用されることあり。 - 排卵誘発＋ホルモン調整
体外受精やタイミング法で内膜を最適化。
💡 まとめ
- サプリだけで内膜を確実に厚くするのは難しい。
- 栄養・生活習慣・医療の三本柱で整えるのが安全で効果的。
- メロングリセリドはサポート役としては可能だが、直接的な内膜増殖効果は証明されていない。