不妊鍼灸施術、産後のケア、更年期障害なら女性専門 みやび鍼灸院|東京都新宿区

【女性専門】【完全予約制】の鍼灸施術院です。妊婦・マタニティーのマイナートラブルに対応しております。予定日超過もご相談ください。

ホームみやび鍼灸院ブログ ≫ 妊活中の検査 ≫

みやび鍼灸院ブログ

PQQ

ミトコンドリアの活性化や細胞の老化に対する効果が期待されるPQQ(ピロロキノリンキノン)

PQQ(ピロロキノリンキノン)とはビタミンと似たような働きのある物資で、ヒト体内においてもエネルギーをつくり出す細胞内の器官などに存在し複数の活性酸素を抑制する効果が確認されている抗酸化成分です。母乳に多く含まれていると言われ、食品ではココア、納豆、大豆、豆腐、パセリ、ピーマン、キウィフルーツ、パパイヤなどに微量含まれています
含有量が少ないため通常の食事量では体に必要な量をとることができません

卵子の質が落ちる理由
卵子の質が落ちる理由の一つが活性酸素の増加です。活性酸素とは細胞伝達物質や免疫機能として働いているのですが、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。そのため生体内には、活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、代謝異常や年齢が高い方などは抗酸化因子を十分につくることができません。この抗酸化力が衰えるとこの活性酸素により卵胞が成熟できず閉鎖してしまう原因になります。
PQQをとることにより、エネルギーを作り続けるようにして卵胞の成熟をうながし、排卵を助ける効果があると言われています


PQQの作用、効果
抗酸化成分としてよく知られたものにポリフェノールがあります。しかし、ポリフェノールは分子量がとても大きく腸管などから吸収されますが作用は限定的です。健康をサポートする面ではいいかもしれませんが、卵巣内の卵胞の中の細胞まで届くには分子量が小さくなければなりません
マウスを用いた研究において抗酸化サプリPQQを投与するタイミングをFSH製剤よりも早めることでPQQの摂取の効果が認められたというエビデンスがあります。研究によるとPQQは胃酸に負けず血液で体内を巡って卵巣に届き、卵胞の中の細胞のミトコンドリアに届きエネルギー産生を助けます
ポリフェノールなどに比べ体内に吸収されやすく、卵巣の細胞によりダイレクトに作用する事が実証されています。
不妊治療においては排卵誘発を行い、より多くの質の高い卵子を得て、着床に至る受精卵に達する事を期待します。しかし、卵巣内の代謝や血流が悪ければ卵巣発育が遅れ、無排卵や卵子の質が低下する可能性があります。良い受精卵を作るためには、卵子と卵巣内細胞がお互いに良い状態であることが大事なポイントとなります

PQQのサプリ
PQQにおいては不妊治療におけるエビデンスが待たれるのですが、マウスを用いた研究では卵巣内の細胞への作用が認められています。
そのよな科学的エビデンスがあることはPQQを治療のサポートをするサプリとしておすすめしやすいところです
食事で十分に摂れていれば必要ありませんが、足りていない方には効果を感じやすいのではと考えます

参照:jineko2021

PQQの効果は理解できたでしょうか。抗酸化力は多くても少なくてもいけませんね。

文書にもあるようにサプリを摂っていても卵子と卵巣内細胞がお互いに良い状態であることが大切です
今、ご自分のお腹を触ってみてください。冷えていませんか。足元は靴下をはいていますか
体が冷えていると体内の血流が滞ってしまい、卵巣内に栄養を運び込むことができません
特にこの時期(夏場)は暑い日が続き、室内の温度を下げ冷たい飲食物をとりがちです
熱中症にならないためにも室内の温度調節や水分をとることはとても大切な事ですが過度に冷やすことは控えましょう
(室内温度を低くしすぎる、氷の入った飲み物をとるなど)

体を冷やさない対策法としては
*クーラーだけでは室内温度が下がりすぎてしまうので扇風機も併用して使用する
*靴下をはき、腹巻をする
*夜は39~40℃のお風呂にゆっくりつかる
*こまめに水分をとる

その他、冷え対策ではお灸が効果的です
足首周りにはお腹に関係するツボが多く存在しています。逆に言うと足首周りが冷えているとお腹も冷えてしまいます
長生灸とよばれるお灸は自宅で簡単に行うことが出来ます。以下のツボを参考に生活にお灸を取りいれてみて下さい

ツボ

三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から

照海(しょうかい)
足の内くるぶしの頂点から真下に指幅2本下
三陰交と並ぶ女性のツボといわれています
足の冷えによって起こるむくみや脚のつりなどにも有効です

足三里(あしさんり)
ひざのお皿の下にある外側のくぼみから指幅4本下
体全体の血行をよくする養生のツボです
筋肉の疲れをとり痛みをやわらげる効果もあります

まだまだ暑さは続きますが体を冷やし過ぎないように生活してください
 

2021年08月21日 14:43

PRP療法(多血小板血漿)|みやび鍼灸院

再生医療で子宮内膜を活性化させるPRP療法

体外受精で良好な受精卵を何回も移植しても妊娠しない人の中には子宮内膜の厚さが薄く、

ホルモン補充などの治療をしても厚くなりにくい方がいます。

そのような方に今、注目されている治療法PRP療法(多血小板血漿)についてお話していきます

 

子宮内膜が厚くならない

子宮内膜が厚くならない場合はホルモン補充療法によってエストロゲンを投与して内膜を厚くすることが一般的です。

その他に血流を良くするビタミンEや、ペントキシフィリンなどを単独や組み合わせたりして内膜の血流を上げる治療を行います。

しかし、治療をしていても着床しやすい内膜の厚さに到達できず、移植をキャンセルしたり、移植しても妊娠しないこともあります。

 

PRP療法とは

PRP療法は自分の血液から高濃度の血小板、PRP多血小板血漿を抽出して子宮内に注入する新しい治療法です。
 

PRPに含まれる様々な成長因子は細胞の組織を修復して成長を促したり、血管を新しくつくり出したりする働きがあります。

着床や妊娠の成立には子宮内膜の上皮細胞、間質細胞、血管内皮細胞、炎症性細胞(白血球、リンパ球)の4つが大きく関わってきます。

PRPで子宮内膜がかなり薄い方でも子宮内膜の細胞を活性化して再生能力を高める事で着床や妊娠しやすくなることが期待できます。

 

PRP療法は歯科や線形外科、皮膚科、美容外科ではすでに行われている高度な再生医療です。

再生医療の安全の確保等に関する法律の下でおこなわれ、厚生労働省の認可が必要になります。

国内でできる施設はまだ限られていますが、これから生殖医療の分野でも広く普及していくと思われます。

 

治療方法

治療はホルモン補充周期のD10とD12の2回行います。

当日採取したご自身の血液(約20ml)からPRPを30分かけて抽出します。

その後PRPを移植に用いるチューブで子宮内に注入し、PRPが子宮内膜に浸透するまで院内で30分ほど安静にしてから帰宅します。

治療後は副作用や痛みもありませんので普段通りの生活が出来ます。

2回目のPRP治療を終了したら胚移植をするという流れです。

 

 

このPRP治療では特殊な試験官とご自身の血液のみを使いますのでアレルギー反応などが起こりにくく、安全性の高いです。

また少ない採血量の中から炎症反応を引き起こす赤血球を完全に取り除いて高濃度のPRPのみを抽出することや、

感染リスクについても細心の注意を支払っていますので、身体的に少ない負担で安心して治療できます。

病院によってですが、要望があれば胚移植の周期からすぐに治療が出来ますので、限られた時間を有効に使って治療されたい方にもおススメです。

治療の流れ
血液を採取し、調整したPRPを子宮膣内に注入します。

通常、治療後の安静を含めて約1時間ほどかかります。
月経の周期の12日前後に2回注入し、子宮内膜の厚さをエコーでチェックします。
そのあとに胚移植を行います。

PRP療法の効果と結果

PRP療法は反復着床不成功例の方を広く対象にしていますが、内膜が7mmに達しないでなおかつ既往歴として子宮内膜ポリープやアッシャーマン症候群などによる子宮内癒着、流産を繰り返すなどの理由で子宮内の外科的処置をされたことがある方を対象にしています。

 

2019年9月から10名にPRP療法をして7名が妊娠、6名が妊娠継続しているという結果が出ています。

その中には子宮内膜が癒着剥離された方や移植時の子宮内膜が4mm以下のかたでも妊娠を継続されるそうです。

これまで移植しても成功してこなかった方が7名も妊娠されているので手ごたえのある治療法だと感じています。

 

一方でPRPに含まれるそれぞれの成長因子の有効性は分かっているものの、まだ100%解明されたわけではありません。

反復着床不成功例の原因には受精卵側の問題も関わってきますから治療の有効性には個人差があると考えています。

しかし、子宮内の外科的処置によって子宮内膜が薄くなりこれまでの手立てがなかった方にとって有効な治療であることは間違いありません。

今後は原因不明の反復着床不成功の方へ応用も検討していく予定です。

 

着所の成立には子宮内膜の上皮細胞からでるLIF(白血病阻害因子)が関わっていることは解明されていますのでPRPがLIFをつくり出せる可能性は理論的にあると考えています。

また海外ではPRPが習慣性流産卵巣機能の改善に役立てられているという報告もあります。

ますは一つ一つの治療法をしっかり確立して応報の幅を広げていきたいと思っています。

 

鍼灸治療でも内膜が厚くなる

東洋医学では子宮の血流量が上がるツボに鍼やお灸をしてツボを刺激します。

それにより血流量が上がったり、薬が効きやすくなる効果が期待できます。

個人差がありますが、是非選択肢として取り入れてもらいたいです。

 

参考 Jineko.net 2020 Spring

英ウイメンズクリニック

2021年08月09日 11:42

着床前診断(PGT-A)

着床前診断は受精卵の遺伝子検査です。

遺伝子検査によって胚移植をする前に妊娠する卵子の選別を行い、着床率UP、流産の予防などが期待できる画期的な検査法として期待されています。

今までは倫理などの観点から日本では特殊なケースしか行われていませんでした。

 

この度、学会より認可された施設に限って臨床研究として、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)が臨床研究として施行されることになりました。

 

PGTA検査とは・・・

体外受精で採卵後、胚盤胞まで育てた段階で一部の組織細胞を取り出し必要な遺伝子検査を行う技術を着床前診断=PGTといいます。

その中でも受精卵の染色体数の異常があるかどうかを検出する技術をPGT-Aと呼びます。

生物の授業でも習いましたが、人間の正常な染色体数は46本です。

その染色体の数が多かったり少なかったりすると着床しなかったり流産します。(例外もあります)

今回臨床検査として始められるPGT-Aは着床前に受精卵の染色体の数の異常を調べ、着床率を上げ流産率を下げようとする検査です。

 

具体的には受精卵を胚盤胞までそだてて胚盤胞の栄養膜外胚葉、成長すると胎盤になる部分の細胞を五つほど採取して胚盤胞を凍結します。

採取した5つほどの細胞からDNAを抽出して全ゲノム増幅して次世代シーケンサーという機械にかけて染色体数が正常かどうかを検査します。

 

メリット

PGT-Aを行いう事で期待できるメリットは

移植当たりの妊娠率の向上。時間のロスを減らせる

体外受精は見た目により卵子のグレードが決まります。

グレードの良いほうから子宮に戻して結果を見る場合が多かったのですが、美人薄命などの言葉もありますが、見た目が良いからと言って妊娠にいたるか、寿命が長いかは分かりません。

卵子の培養においても胚盤胞に達するのは一部です。

この胚盤胞も30代半ばになると染色体異常を持つものが3分の2になります。

3分の1の割合で胚盤胞になった卵子でも見た目では染色体の異常が分からない為、移植を出来たとしても着床しないか、流産するものがあるのです。

PGT-Aは染色体の数をスクリーニングする事により胚盤胞に異常が認められた場合は胚盤胞を移植せずに済みます。

次の採卵に移れるため採卵から妊娠、もしくは流産して普通の生理が来るまでの時間を短縮できる可能性があります。

 

流産率の低下の期待

流産の原因で胎児側に原因がある場合は胎児の染色体がほとんどです。

染色体数が正常な胚盤胞を移植する事で、流産率を下げる事が期待できます。

染色体数が正常でない、流産する可能性がある卵子を移植することがなくなり、流産を予防することができ体の負担が減ると考えられています。

 

デメリット

正常胚を診断されなかった場合、胚盤胞はどうなるのか!

検査する細胞はいづれ不要になる胎盤の一部です。

その為異常と判断されても、赤ちゃんになる細胞に異常があるとは限らないという事です。

また、正常と異常がまざった、モザイク胚の場合もあります。

モザイク胚とは、採取した細胞5つのうち3つが正常で2つが異常な場合などです。

このような胚でも正常な赤ちゃんが生まれた実例があるそうです。

 

モザイク胚というグレーゾーンの胚の取り扱いの明確な指針はないそうです。

赤ちゃんになる可能性がある受精卵を廃棄してしまうかもしれない、生命の選別につながるなどの点で判断が難しいケースも出てくると思います。

 

受精卵にダメージ

受精卵の一部を採取するために受精卵にダメージを与える可能性があります。

 

検査代がいい値段する

施設によって金額は異なりますが、一回当たり数万円になります。

たとえば、PGT-A検査が一個の受精卵の5万円の病院で

移植すると10数万円の場合、流産したり、着床しない場合は10数万がかからないという事になります。

それを考えるとトータルのコストダウンになる可能性もあるかもしれず、どうすればいいのか悩むところですが、何においても体外受精のお金が高すぎるなというのが正直なところです。

 

PGT-Aがうけられる施設

多施設共同研究承認施設で受ける事が出来ますが、だれでも受けられるわけではありません。

今回の研究では2回以上胚移植しても妊娠が成立しない方(反復ART不成功)や不育症の方が対象のようです。

PGT-Aを含む着床前診断はこれまで日本産科婦人科学会により禁止されていました。

しかし、海外ではすでに導入されています。

遺伝学的解析法が進歩し、に飲んでも2016年からPGT-Aの有効性を調べるパイロットスタディが実施され染色体数正常移植当たり妊娠率が約70%   (PGT-Aをしていない場合では約30%)と高い成功率が出ています。

ただ、有効性を調べる母体数が少なかったという事もあり、流産率の低下や一人当たりの妊娠率が上昇するかについては厳密には分かっていません。

しかしながら年齢が高くなる歩と時間は基調になるのに着床率は低下し流産率は高くなります。

胚盤胞の段階でチェック出来ることで40歳以上の残りの時間が限られている方、卵巣機能が低下している方にとっても良い検査になる可能性にがあると思われます。

 

参考:JINEKO.net 2020 spring

2021年08月03日 14:05

甲状腺クリーゼ

甲状腺の異常と不妊は以前より関連性が指摘されておりました。

亢進症においても低下症においても不妊症や流産率が高いことが報告されています。

潜在性甲状腺機能低下症

潜在性甲状腺機能低下症は血中遊離サイロキシンFT4基準値範囲ですが、けっくう甲状腺刺激ホルモンTSHが基準値上限を超える病状のことです。

軽度の原発性甲状腺機能低下症、軽度の甲状腺ホルモン(FT4,FT3)の不足状態をいいます。

顕性甲状腺機能低下症と同じで原因は橋本病や治療後の甲状腺疾患などが考えられています。

ヨードの過剰や薬剤によるものは原因除去されます。

T4治療はTSHが10μU/mL以上の場合に適応になります。

妊娠予定、または妊娠中の場合TSH値2.5μU/ml以上で治療介入が勧められています。

ヨード

食事から摂取したヨードは小腸に吸収され、甲状腺細胞に取り込まれ、甲状腺ホルモンを構成する要素になります。

ヨードを取ることができない地域では、地方性甲状腺腫、甲状腺機能低下症、クレチン症、受胎率の低下、流産、乳児死亡率の増加、と盧浦プラスト、胎芽の異常および精神異常を引き起こすと、米国内分泌学会のガイドラインで解説されています。

では、どのくらいヨードを取ればいいのかというと、WHO世界保健機関では妊婦の一日のヨード平均摂取量を250μU/日をおススメしています。

WHOでの妊婦のヨード摂取量は150μU/日以下だと不十分、500μU/日異常だと過剰摂取といわれています。

さて、WHOによる基準はわかりましたが、日本人はどれほど平均ヨードをせっしゅしているのでしょうか?

日本人のヨードの摂取量は1,200μU/日と報告されており、ヨード過剰摂取地域です。

ヨードを取りすぎても甲状腺には問題が起こらない仕組みがありますので。健常者は普通の生活でも大丈夫です。

ただし、橋本病などの疾患をお持ちの上、ヨードの取りすぎで甲状腺機能低下症を発症した場合は不妊の原因になります。

気になる方はヨウ素制限レシピを調べてみてください!

卵管造影と甲状腺

子宮卵管造影検査は妊活の際によく行う検査の一つです。

卵管造影の検査後にヨード過剰による甲状腺機能異常をきたすという報告もあるので、気を付けないといけません。

また甲状腺疾患のない不妊女性でも卵管造影検査後は少なくとも半投資は体内にヨウ素過剰状態にあるため、甲状腺機能異常に注意する必要があります。

この期間に改造類などの過剰な摂取やヨウ素含有薬の使用を避けたほうがいいと思います。

甲状腺クリーゼ

甲状腺クリーゼとは突然、極度の甲状腺機能亢進状態となり心拍、血圧、体温が危険なほどに上昇し生命に危機が及ぶ状態のことです。

クリーゼとはドイツ語で危機を表す言葉だそうです。

甲状腺機能亢進症の人のごくわずかの方に発症し甲状腺の適切な治療を受けていないと発生のリスクは高まります。

甲状腺に問題を指摘されていなくても妊娠、分娩をきっかけに発症する場合があるそうですが

そういうケースは元々潜在性の甲状腺機能の異常がある場合が多いそうです。

潜在性とは甲状腺ホルモンの値に異常がなくても甲状腺ホルモンを分泌させる為のホルモン(指令をだすホルモン)の値に異常がみられる場合、甲状腺のホルモンが基準値の為自覚するような症状がでにくくなってしまっています。症状が隠れているので潜在性といいます。

でも分泌させるためのホルモン値が低いのに正常な分量のホルモンが分泌されてるという事はその指令のホルモンが正常値になったら多量に分泌されてしまう事を示します。

逆に高い場合は一生懸命ホルモンを出してと命令をしているのに反応が良くないという事を示します。

 

妊活の場合には甲状腺を指令するホルモン値が基準の範囲内であっても低めの場合は甲状腺のホルモンを補充することによって妊娠の確率を上げた例もあるようです。(甲状腺の自己抗体の検査も陽性の場合)

 

妊活の最初の検査に甲状腺のホルモンの検査が入ってることも多いですが血液検査の記号の様な羅列に何の検査をしたのかわからない方も多いと思います。

今一度、検査表を確認してみるのもいいのではないでしょうか?

甲状腺のホルモンの異常はきちんと治療を受けることでリスクを減らす事が出来ます。

きちんと今の状態を把握し、対応することが大切です。

流産・早産と甲状腺

顕性甲状腺機能低下症の場合流産率の増加見られます。

それ以外に、早産、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剝離、貧血、分娩後出血、帝王切開などのリスクが増加するといわれています。

 

潜在性甲状腺機能低下症と流産の関連は12週までの早期流産のなかでも、特に胎児頭殿長1センチ以下の早期の流産に関連が深い問われていますが、関連しないという報告もいくつかあるそうです。

バセドウ病は流産や早産のリスクを上昇させるといわれています。

甲状腺の機能をコントロールすれば、リスクを軽減させていくことが可能といわれています。

 

甲状腺と鍼灸治療

当院では、副腎髄質が胎生学的に交感神経と同一で、下垂体ホルモンが視床下部神経細胞によって分泌されるホルモン支配を受けているので自律神経と内分泌系を分けて処置することは不自然ですが、臨床においては病床学的に甲状腺肥大や副腎肥大、副甲状腺機能亢進症、更年期障害における卵巣機能低下など、それぞれの内分泌線自体の個別的な異常がある場合が多いので、内分泌の異常の処置法といわれる、長野式鍼灸治療をもとに甲状腺の治療を行っています。

2021年07月05日 15:56

亜鉛と銅はなぜ妊活に重要なのか

不妊治療を始めると様々な検査を行いその結果、普段私達が気にしていなかった部分が指摘される事があります。その中の一つが亜鉛の量や亜鉛と銅の比率です。普段から亜鉛の量や銅との比率を考えながら食事をしているという方は少ないのではないでしょうか。しかし妊活には亜鉛と銅はとても重要です

亜鉛とは

成人の体内に約2g含まれ、そのほとんどが筋肉と骨に含まれます。そのほかには皮膚・肝臓・膵臓・前立腺などの臓器にも存在し酵素の構成要素となっています。亜鉛は酵素タンパク質の構成要素としてさまざまな生体内の反応に関与しており、アミノ酸からのタンパク質の再合成、DNAの合成にも需要であり胎児や乳児の発育や生命維持に非常に需要な役割をはたしているほか、骨の成長や肝臓、腎臓、インスリンをつくる膵臓、精子をつくっている睾丸など新しい細胞がつくられる組織や器官では必須のミネラルとなります。また、体の細胞にダメージを与える活性酸素を除去する酵素の構成成分であるほか味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しているのです

亜鉛の作用

亜鉛の吸収量は摂取量や一緒に存在する他の成分により変動しますが、一般的には約30%程度と言われており、非常に摂りずらい成分です。ビタミンやクエン酸を含む食品と併せてとることで吸収率をあげるといわれています。食事からは摂りずらい亜鉛ですが、普段私達が何気なく口にしている食品により吸収が阻害されてしまっていたり、過剰に体外に排出してしまうケースがあります。それは、ファストフードやコンビニ弁当などが挙げられます。インスタントラーメンなど加工食品にはリン酸塩、ポリリン酸、フィチン酸、グルタミン酸ナトリウムが使われ、これらの成分は亜鉛の吸収を阻害します。その為、普段からファストフードやコンビニ弁当ばかり食べていると気付かないうちに体内の亜鉛が不足している状態になります。(亜鉛不足は起こりやすいのですが、亜鉛を過剰に摂取していることはあまりないそうです)

亜鉛不足

亜鉛が不足しているか、どのように判断するのでしょうか。

亜鉛が不足した状態が続くと様々な症状が出てきます。

*味覚障害

味は舌にある味蕾(みらい)とよばれる部分で感じ取ります。この味蕾は新陳代謝が活発で約4週間のサイクルで生まれ変わると言われています。亜鉛はこの働きを促しており、不足すると味覚の障害が起こる可能性があります

*免疫力の低下

亜鉛は免疫機能に関わりのある細胞の働きに影響があります。不足すると免疫力が低下し感染症にかかりやすくなります。感染症だけではなく自己免疫疾患も亜鉛の低下に関わることがわかっています

*爪や皮膚の異常

亜鉛は皮膚や粘膜、爪の状態を良好に保つのに役立ちます。原因疾患のないかゆみを伴う皮膚や慢性湿疹、そして爪の異常や脱毛も亜鉛欠乏が関わると考えられています

 

亜鉛不足のチェック表がありましたのでこちらも参考にしてみて下さい(味覚異常の場合)

*濃い味を好む

*食べていないときも口の中に苦味などを感じる

*好きなものを口にしてもまずく感じる

*いつもと違う味がする

*塩味がとがった感じがして不快

*味がしない

*特定の味がしない

 

亜鉛は妊娠に深く関与しています

先程もお話しましたが、〔精子をつくっている睾丸など新しい細胞がつくられる組織 や器官では必須のミネラルとなります〕と言われているように、亜鉛は精子をつくるのに重要な役割を働いているミネラルで、亜鉛濃度が精子形成や精子の運動性に影響してくると言われています。また卵子の成熟過程に関係しているという指摘もありますし、赤ちゃんが生まれたあとの発育にもかかわってくるそうです。

 

銅とは

亜鉛と同じくミネラル成分である銅は骨や骨格筋、脳や肝臓、血液中などに存在しています。

銅は鉄から血液中の赤血球がつくられるのを助ける栄養素です。赤血球中のヘモグロビンとよばれる赤い色素は鉄を成分としていますが、銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶ役割をしています。このため、貧血対策に鉄分をいくらとっても銅がなければ思ったように効果が上がらないのです。また、銅は体の中の数多くの酵素となっていて、活性酸素を除去する働きや骨の形成を助けたりする役割も担っています

銅の不足

遺伝性の疾患や極端に銅が不足してしまうと、貧血や髪・皮膚の色の脱色、白血球の減少による免疫力の低下、骨の異常(骨粗鬆症など)、子供の場合は成長障害えお起こすと言われていますが日常生活で極端に不足することはないと言われていますので安心ください。

銅は牡蠣やスルメなどの魚介類、レバー、ナッツ、大豆、ココアなどに多く含まれます。ビタミンCと果糖は銅の吸収を高めるといわれているので銅を意識し食事をする際には一緒に摂取してみてください

亜鉛と銅の比率

亜鉛と銅は妊活に重要で不足しないように気を付ける必要があるのですが、両者のバランスも重要です。なぜなら血液中の銅の濃度が高すぎると妊娠しにくい(着床率が悪くなる)といわれているからです

亜鉛と銅どういう関係があるの?と思うかもしれませんが銅と亜鉛はシーソーのようなもので銅が増えれば亜鉛が減り、亜鉛が増えれば銅が減るという関係にあります。そのメカニズム自体はよくわかっていませんが、小腸から吸収される経路が同じでよりたくさんあるものが、より吸収されやすくなるからではないかと考えられています。からだの中に亜鉛がたくさんあれば、まずは亜鉛を吸収しようと働き、のけものにされた銅が排出されていくといった具合です。

 

亜鉛や銅の働きをみるとわかるように、この比率は妊活中の女性だけでなく男性も意識していかなければならないところだと思います。コロナ禍で自炊が多くなっている今がチャンスだと思い亜鉛や銅などのミネラルを意識した食事をとってみてはいかがでしょうか

 

2021年06月09日 16:35

女性専門 みやび鍼灸院

WEB予約はこちら【24時間受け付け中】

【所在地】 〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-8-11
美笠ビル501

【電話番号】 03-6887-2522

【営業時間】 月曜~金曜 10:00~19:00
土曜・祝日 10:00~16:00

【定休日】 日曜

アクセスはこちら